「ときメモ」のコナミが贈る新しい恋愛シミュレーション…という位置づけの
されたゲームではあります。タイトル通り、主人公が登場する女の子への
あいたさ、せつなさ、その逆に女の子が主人公へのあいたさ、せつなさを
表現した恋愛シミュレーションです。
しかしこのゲーム、いろいろと面白いというかおかしいというか、つつけば
いろいろ出てくるゲームです。当初は1998年春に発売予定だったの
ですが、実際に発売されたのは2000年の3月です。2年も遅れての
発売となりました。延期を繰り返す度に注目度は薄れ、その間にときメモ2
も発売されたりとあり、このゲームは正直それほど売れませんでした。
98年発売予定なら、97年のうちに声優さんは声を収録していたでしょう。
発売されるまでは心配だったのではないでしょうか?それとも収録した本人
すら忘れた頃に発売されて、ああ、こんな仕事もやっていたなあ。と思い
出したりしたのでしょうか?
さてかんじんのゲーム内容。新しい事にいろいろと挑戦していました。例えば
主人公をあだ名で実際にしゃべってくれるという点です。喜怒哀楽はなく、
いつも同じ声の調子ながらやはりいいものです。ただこのソフトより前に
ときメモ2のEVS(女の子が名前を読んでくれるシステム)を体験していたので
感動は少なかったです。結構個性的な女の子が多数登場して、やり応えは
かなりありました。また、女の子によってはマルチエンディングになっていました。
デートがかなり特徴がありました。まずは日にちとデート開始時刻を設定して
お約束。その時間から予定を立てていろんな場所に(映画館とかカラオケとか)
いきます。途中で女の子の体力がなくなると途中でデート終了となったりします。
デートによってムードが高まっていたら、告白のチャンス!
プレイ中にプレイヤーの意思で告白するタイプのゲームは初めてだったのでかなり
びっくりと同時に緊張しました。告白の内容にもまた選択肢がありいろいろと考え
ながらやりましたが、最初は全く上手くいかず、バッドエンドを何度も経験しました。
あとシステム的にプレイ中ディスクの入れ替えが頻繁に行なわなければいけない所
があったり、ところどころ不自然な場面があったりしますが、個人的にはとても好きな
作品です。
1番好きな娘は千菜ちゃんです、ついでひびき、ともみちゃんと続きます。
この千菜ちゃんとは双子のヒロインのお姉ちゃんなのです。あまり私はヒロインが
1番好きになる事はないのですが、これは珍しくヒロインが1番好きです。