9月21日 ダイエー 1−1 日本ハム(東京ドーム)

投手陣は踏ん張るも、決定打が出ず今季2試合目の引き分け。西武の優勝が決まった。

この試合は6時開始のナイトゲーム。昼間行なわれた試合で西武が敗れ、
またしても優勝が懸かった試合と相成った。
日本ハムの先発はシールバック。今シーズンここまで7勝7敗という微妙な
成績。来季も契約してもらえるか、はたまた解雇かのギリギリ線上にいる
状態と言っていい。そんなシールバックなので気合の入り方が違う。前日
4発8得点を挙げたホークス打線を封じ込んでいく。
一方ホークス先発斉藤も、胴上げ阻止の為に必死の投球を続ける。
完璧に抑えていたが、5回裏、木元に打たれた初安打が何とホームランに
なってしまい先制点を奪われる。しかし斉藤は気持ちを切らす事無く後続を
断ち、味方の援護を信じて好投。8回までを1失点で抑えた。
しかしホークス打線はシールバックに8回までわずか1安打。9回もあっさり
2アウト。次打者大道のカウントは2−3。あと1球で試合終了かもしれない
この局面で大道がやってくれた!まさに起死回生、値千金の同点アーチが
飛び出した。完封寸前のシールバックはガックリ。9回を投げ切り降板。
本人ももったいないと感じただろう。
同点に追いついたホークス、ここからは継投になったが渡辺、岡本、吉田と
つなぎ日本ハムに得点を与えない。
引き分けでも西武優勝が決まる最終12回表、打順は4番小久保からという
願ってもない打順だったが小久保、松中と凡退。二死走者無し。もうダメか…
しかしここで城島が敬遠気味の四球で出塁すれば、川アもしぶとくセンターに
弾き返す。一・二塁で続く野々垣のカウント0−3。ここは2球は見送るべきと
思っていたら次の球を野々垣は打った!打球はライトのグラブにダイレクトで
納まった。この瞬間にホークスの勝ちは無くなり、西武の優勝が決定。
わかってはいても寂しさ、悔しさがこみ上げてくる。
それにしても野々垣、0−3から打つなとは言っていない。が、打つなら結果を
残してほしかった。次打者がヒットを打っていない辻だから自分が決めようと
したのか?野球はチームプレイだ。味方を信頼して、つなぐ野球をやってほしい。
あまり活躍しなかったとはいえ、元西武戦士でもある野々垣だからこそ厳しく
言わせてもらう。今のホークスに必要な戦力だからこそ厳しく言わせてもらう。
勝ちの無くなった、さらに優勝が決定した後の12回裏の守りは選手たちは相当
辛かっただろう。こんな思いはもうたくさんだろう。この悔しさをバネに来季は
優勝をぜひとも果たしてもらいたい。

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