10月2日 ダイエー 7−5 オリックス(神戸)

中盤以降は淡々と試合が進んだような感覚だが、最後は岡本が締めた。

試合開始直後、柴原の先頭打者ホームランでこの試合の幕を開け、続く
2回には田口、高橋がタイムリーで追加点を挙げ、主導権を握るが、直後に
オリックス葛城に一発を浴び、さらに3回にも1点返されて詰め寄られるも、
4回は圧巻の攻撃を見せた。1番柴原以下、高橋、大道、小久保の4連続
タイムリーで決定的な4点を追加。これで先発田之上は楽なピッチングと
思われたのだが、全くピリッとせず、その裏オリックスの反撃にあい3点を
返され2点差に。楽勝ムードは一瞬で吹き飛ぶ。この展開にホークスはまたも
寺原をリリーフに、登板してから7回途中までを抑えこみ、オリックスの反撃の芽を
摘み取る。結果的には寺原がこの試合の殊勲者といってもいいだろう。ホークスは
追加点を挙げる事が出来なかったものの投手陣が最後までオリックスを封じて
逃げ切った。岡本は最後に使われるようになって自信がついてきたように見える。
140試合抑えが勤まるかどうかは不安が残るが、頼もしい戦力だ。

優勝の決定した後の試合、いわゆる消化試合となると、勝った試合でも喜びは
少ない。来季は最後まで優勝争いをして、歓喜の試合を多く見せてほしいものだ。

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