10月5日 ダイエー 4−3 西武(西武ドーム)

意地で、執念で逆転勝ち。対西武最終戦を飾る。

西武球団の計らいで、秋山の西武ドームでの引退試合ともなった試合。
西武黄金時代を共に支えた渡辺久信氏が始球式に登場。捕手も伊東が
勤めた。始球式の球を打ってショートゴロ。続いて1番センターでの打席は
ファーストファールフライとなった。西武時代の秋山応援団も集結したそうで、
改めて秋山幸二という男の偉大さを知った感じがした。

秋山引退もあっただろうがこの日は5万の大観衆。お目当てはやはり西武
カブレラのホームラン記録更新の56号が出るかどうかだっただろう。王監督は
真っ向勝負を公言していたが、結果は5打席で2打数1安打3四死球に終わった。
1、2打席四球の後の第3打席でセンター前ヒット。気を良くして迎えた第4打席が
死球。カブレラは若田部を睨み付ける。その後カブレラは三塁まで進み、内野ゴロで
本塁突入。そのまま捕手田口に体当たり。これはいただけない。露骨なラフプレイと
見えた。こういう行為をしていると報復に出られて自らの首を絞める結果になるだろう。
ましてカブレラを見に多くのファンが来ているだけに自重してほしかった。

試合の方は1点を争う好ゲーム。1点を追う7回、一打同点のチャンスに足を痛め
スタメンを外れていた城島が代打で登場。結果は四球に終わるが、次の鳥越が左中間を
破る。代走を送られなかった城島が必死の激走を見せ、逆転のホームを踏む。
そして9回裏、カブレラの5打席目。ホークスは岡本がストレート勝負で見事三振に取る。
そのまま西武打線を抑えこみ勝利。異様な雰囲気の中、ホークスが勝利を握る。9月以降の
西武戦は5勝2敗といい戦いを見せてくれた。来季は対西武戦も勝ち越し、優勝を願いたい。

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