開幕２戦目。開幕に限らず３連戦の２戦目は意外と重要である。これを落とすと
初戦に勝った意味が無くなってしまうものだ。しかも初戦を落としていたらもっと大変な
事になる。初戦負けていて２戦目を取れれば意外と落ち着くものでもある。
そんな大事な第２戦の先発は新外国人のナイト。文字通りホークスを勝利に導く騎士と
なる事ができるか期待である。そのナイト、序盤から速球に威力があり変化球のキレも
良く、好投を続けていたが、４回にツーアウトから落とし穴が待っていた。
堀に２塁打を打たれると暴投で三塁、さらにボークでやらずもがなの点を献上してしまった。
さらに７回、ワンアウト二・三塁でショートゴロ。これを川﨑が本塁へ悪送球し２点目。ナイトは
この回でマウンドを降りる事となった。暴投とボークがあったとはいえ、２失点のナイトは
責められない。エラー後のピンチにも集中力を切らす事無く後続を断った点は評価できる。
去年まで在籍していたラジオとは違うと言ったところか。
一方の打線はロッテ先発清水直から点が奪えない。ヒットは出るがここ一番のタイムリーが
出ない。６回ノーアウト一・二塁で松中併殺打。開幕２戦でヒットが出ないのは心配だ。
２－０のままで迎えた９回裏、ロッテは守護神小林雅がマウンドへ。去年ならこの時点で勝負あり
なのだが、ワンアウト後城島、大道連続ヒット、続く井口に一発出れば逆転サヨナラという局面を
作った。その井口は結局併殺で試合終了となるのだが、最後まで諦めない野球はできているので
大丈夫だろう。
両チームタイムリーが一本も無い試合と言うのも珍しい。あとは９回に登板したスクルメタに使える
メドが立ったのも収穫と言えよう。