3月31日 ダイエー 2−5 近鉄(大阪ドーム)


オリックスを3タテして意気上がる近鉄相手に先発は期待のルーキー新垣。
当然世間は新垣の投球に注目するのだが、私はもう1つ注目すべきポイントがあった。
それは近鉄の先発投手、新外国人のバーンである。オープン戦ではそこそこの投球を
していたようだが果たしてどの程度の力があるのかは長いペナントレースを闘う相手としては
気になるものである。近鉄に限らず今年は他球団とも積極的な選手補強を行っているので
決して格下の相手と侮ることはできない。
バーンの投球自体はまとまっている、大崩れしないタイプと見えた。8回途中までを2点に
抑えたのだから良い投手だろう。例によってホークスのまずい攻めはあったが。
そして新垣。序盤は緊張もあっただろうが、3回のノーアウト満塁でクリーンアップを迎えても
臆する事無く投げ込みピンチを切り抜けるあたりはやはり大器、非凡な所をうかがわせた。
ところが6回に大きな大きな落とし穴が。簡単にツーアウトを取ってから満塁とし、押し出しで
1点を失いなおも満塁のピンチで降板となってしまった。最後はあきらかにコントロールが
乱れていた。スタミナ面も課題という事か。
この後の投手が抑えていればまだ救いもあったのだが、渡辺が大村に走者一掃の3点タイムリーを
打たれ撃沈。新垣は敗戦投手となった。
やはり新人にそこまでの期待をかけてはいけないものだと感じた。田之上や星野あたりにも早く
一軍に戻ってきてほしいものだ。

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