4月2日 ダイエー 4−2 近鉄(大阪ドーム)


開幕6戦目。パリーグは移動日無しの6連戦の日程が組まれていたわけだが、この日の
ホークス先発は寺原、一方の近鉄は山村と、共に6人目の先発投手が登板した。ちなみに
この日の他球団は西武も6人目の許だったが、オリックスは開幕戦に投げた吉井、雨のため
中止にはなったが日本ハムとロッテの両球団も開幕投手のミラバルとミンチーが予告先発で
名前が挙がっていた。これは先発投手の頭数が揃っているかどうかの目安になるものだ。
ホークスは6連戦が続いても6人の先発投手で今後も回していければきっと長いペナントレースを
乗り切れると思う。まだ下にも実績ある投手がいるし、楽しみである。
そして、先発6番目にすべりこんだ寺原の投球だ。6番目と言うことは結果が悪ければ二軍行きの
可能性の高い立場にいるという事である。チームが連敗中で本人も気合が入っていたのかこの日は
好投を見せ近鉄打線を封じ込める。
打線の援護は1−1の7回、井口がライト方向へのホームラン。力のあるところを見せた。この援護を
受けた寺原だったがその裏に暴投で1点差に詰め寄られマウンドを降りるが良く投げてくれた。次も
先発を任せてみたいが、1日空いて次は3連戦、1日空いて2連戦となるため先発は5人になる。
ロッテ戦の斉藤、ナイト、杉内はみな好投。新垣、和田ももう1度投げさせたい。嬉しい悩みである。
寺原のあと吉田修司、岡本、スクルメタとつなぎ2点差を守って連敗ストップ。近鉄の連勝も止めた。
そして、この試合でホークスの中継ぎエース吉田が史上初の100ホールドを達成した。ホールドと
いうのは簡単に言えば中継ぎ投手が試合を崩さずに後続の投手に繋いだ場合につく記録である。
もっと細かい規則があるのだが、ここでは触れないでおく。
毎年のように50試合以上の登板、しかも過酷な局面での登板の多い吉田。まさに縁の下の力持ちと
いうべき投手である。これからも若手が多い投手陣のリーダー格としても頑張ってもらいたい。

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