5月26日 ダイエー 7−5 近鉄(大阪ドーム)


同率での首位攻防3連戦初戦を大逆転勝利!

私はまだまだ勝負どころは先にたくさんあると思うので、この時期にあまり
首位攻防だと騒ぐ必要は無いと思っています。3連敗しなければここはいいという
くらいの考えで見ていました。
ホークス先発はここのところピリっとしない新垣。初回二死走者なしから3連打で2点を
失う不安いっぱいの立ち上がり。3回にも大村に完璧に打たれたホームラン。序盤の
3失点はチームに重くのしかかる。
この展開に打線が奮起。まずは4回松中、城島の連打で二、三塁から大道が2点タイムリーを
放ち追撃体制に。再び3点差にされて迎えた6回には松中を一塁において城島がレフトへの
ホームラン。またまた1点差に詰め寄る。ここから両軍我慢比べの展開に。ホークスは5回5失点の
新垣以後吉武、吉田、岡本とつないで近鉄打線を食い止める。一方近鉄も先発パウエルから吉田、
三澤の継投でしのぎ、1点差のまま9回を迎える。その9回表、近鉄のマウンドにはバーンが上がる。
結果論ではないのだが、投手バーンになった時点でこれは逆転できるのでは?と期待感がめばえた。
現在確固たる抑え投手不在の近鉄が、無理やりにバーンを抑え投手に仕立て上げようとしている状況に
あるのだ。
いきなりバルデス、川アに連続ストレートの四球。鳥越が苦しみながらもスリーバントを決めて一死二・三塁。
ここで打席に入るのは開幕48試合目にして初めてスターティングメンバーから外れていた村松。気合一閃で
振り抜いた打球は本人もビックリの逆転3ランとなった!これがプロ13年目での通算4本目のホームランと
いう村松のまさに値千金の一発だった。
その裏はスクルメタがきっちりと締めてくれた。リードが2点あったことが気楽に投げられてよかったのでは
ないかと思う。
とにかくこの1勝は大きいと思うが、それ以上に近鉄側にとってこの1敗はとてつもなく大きいと思う。
そんな試合でした。

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