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「帯状疱疹」は早期治療が肝心!(2018.3.15.更新)

  

帯状疱疹は、過労やストレス等で体が弱り、免疫力が落ちた時に起こる病気です。体の左右どちらかの神経に沿って帯を巻いたように痛みや水膨れが生じるので、帯状疱疹と呼ばれています。   
50歳以上の人に多い病気ですが、最近は子供や若い人にも増えており、治療が遅れると帯状疱疹後神経痛となって、辛い痛みが長引くことがあります。

  

  
①帯状疱疹の原因   
②初期症状   
③症状の経過   
④免疫力が低下する原因   
⑤帯状疱疹の罹患状況   
⑥著効を示すオリーブ葉エキス   
⑦その他   

  

①帯状疱疹の原因   
帯状疱疹は、水ぼうそうにかかったことのある人なら誰でも発症する可能性があります(発症して何も現れない人もおり、重症化するかは人それぞれ)。多くの人が子供の頃に水ぼうそうにかかりますが、水ぼうそうは治っても、水ぼうそうを引き起こしたウィルスは神経の細胞が集まっている神経節に潜伏して休眠しています。そして、免疫力が低下した時に再活性化して帯状疱疹を引き起こします。

  

②初期症状   
ある日突然、皮膚がチクチクするような痛みを感じます。それは次第に衣服が触れるだけでもピリピリと痛むようになり、その後、痛い部分に赤い発疹が現れ、さらに小さな水膨れとなって帯のようにつながった状態になります。   
場所は、胸から背中、腹部などが多いですが、腰や顔、手や足、指などに現われることもあります(知覚神経がある所は、どこでも可能性があります)。チクチクする痛みを感じる数日前に、体のだるさを感じたり、頭痛や神経痛を起こすなどの   
予兆があることもあります。   
  
以下初期の特徴・大事なポイントを書きだしておきます。   
●基本的に、身体の左右どちらか“片側”に現われます   
(100%ではありませんが、これが大きな特徴)
●神経痛に似た刺すような痛みや、皮膚の知覚異常(例えば、ヒリヒリしたような
感じ)、皮膚の痒みなどが数日から一週間続きます。やがてこの場所に、虫に刺
されたような赤い発疹が出現(この時期に、軽度の発熱やリンパ節腫脹、頭痛等
の全身症状が見られることもあります)。
まもなく、発疹上に小さな水膨れを多発するようになります(この水膨れは、
中央に“くぼみ”があります)。
初期症状のうちに抗ウィルス薬を服用すると比較的軽症で済みます。なお、皮膚
にかからないと帯状疱疹以外の診断がなされてしまうことも多いのとこと。   
今までにない違和感の場合、ファーストコンタクトは、皮膚科がお薦めです   
(目の周り、耳の周りの場合は、眼科、耳鼻科でもいいかもしれません)。

  

③症状の経過   
現れた水ぶくれは、2~3週間でかさぶたになり、次第に痛みも治まってきます。   
ところが皮膚症状が治まっても、皮膚の痛みが取れず慢性的な「帯状疱疹後神経痛」や「顔面神経麻痺」になる場合もあります。   
この症状は特に高齢者に多く、また耐え難い痛みのために、仕事や家事ができなくなることがあります(あまりの痛さに心が折れる人もいます)。

  

④免疫力が低下する原因   
まず、働き過ぎによる疲労、睡眠不足や栄養不足、過剰なストレスなどが免疫力低下の原因となります。   
糖尿病あるいは境界型糖尿病になると、免疫力が低下しやすくなり、帯状疱疹ウイルスが再活性化しやすい状態に陥りやすいといえます。   
年齢を重ねるにつれて免疫力が低下することも分かっています。   
また、がんや自己免疫疾患などの病気、さらにエイズウィルス感染による免疫不全も発症のきっかけとなるので、さらに検査が必要になる場合もあります。

  

⑤帯状疱疹の罹患状況
年代別では10代、20代が増加傾向にあり、30代は減少傾向に、50代以降の増加率が高く、70代が急増しています。
30代に帯状疱疹の発生率が少ないのは、子供の水ぼうそう感染時に親の免疫力が強化されるからだと考えられています。
逆に10代、20代と高齢者に帯状疱疹が増加しているのは、核家族化が進み、水ぼうそうにかかる小さな子供と触れ合う機会がなくなっているためと考えられます。   
もし、免疫力が低下している高齢者が帯状疱疹を発症した場合、後遺症としてひどい帯状疱疹後神経痛に悩まされる傾向にあります。かつては帯状疱疹にかかるのは一生に一度だけと言われてしましたが、上述のような家族環境の変化から、最近では2度、3度と発症する人が増えています。

  

⑥著効を示すオリーブ葉エキス   
ウイルス、細菌、寄生虫起因の症状には、かなりの確率で著効を示します   
(現時点、帯状疱疹後神経痛しか確認する機会はありませんが)。   
  
******************************************************   
「医者も知らないオリーブ葉エキスの力」M・ウォーカー著(2011年)   
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上記書籍を読むと、製法上の特性から   
イースト・パーク・リサーチ社の商品がよいと思います   
(パッケージだけ変えた日本版も販売されていますが、以前調べたら倍近い値段で売られていました)。   
為替が80円台の時は求め安かったのですが、今は1万円ほどになってます。   
でもその価値は十二分にある商品です。

  

効果的な服用目安は、空腹時に2錠ずつ、朝昼晩の3回です   
(例えば、朝起きてすぐの朝食前、昼食後2時間半後、夕食後2時間半後)。   

  

なお、効き目があるときには、だいたい以下の反応が出ますので、書籍よりその部分だけ引用しておきます。   
  
(引用始め)   
----------------------------------------------------------------------------   
オリーブ葉エキスで起きる唯一の副作用が、ヘルクスハイマー反応である。これは“ダイ・オフ”(die-off・死滅)反応で病原体が死滅することに関連したものである。   
有害な微生物も生きている間は、それなりに免疫反応の攻撃から逃れている。しかし、オリーブ葉エキスの中の治療効果を持つ成分によって死滅すると、彼らの細胞膜のタンパク質は弱くなった粘膜を通じて人体に吸収され、患者にアレルギー反応を引き起こさせる。   
また微生物の感染によって刺激された抗体は、現在ないしは以前の感染の場所に反応を起こす。   
ヘルクスハイマー反応は、オリーブ葉のエキスが多くの有害微生物を急速に退治する時に起こる。この時には患者の粘膜は、死滅した微生物から生じる有害な物質を吸収する。この体にとり異物である大量の抗原は免疫反応を強く呼び起こし、加えて体の普通の生化学的プロセスも妨げるので、この免疫反応は結果として一時的に患者の症状を悪化させる。   
ヘルクスハイマー反応として起こるいくつかの症状は、抗原抗体反応という免疫複合が生じていることによるものであり、その中にはヒスタミンの放出、むくみ、痛みなども伴ってくる。   
病原体が感染し、ヒスタミンの放出で最も直撃を受ける場所は、口、食道、胃、大小腸、生殖および排尿器官、鼻腔、耳の中の欧氏管、気管支、リンパ腺などの粘膜、それに脳を包んでいる脳膜、関節の滑膜といった膜組織である。   
ダイ・オフ現象が起きた時には、いまいった場所のどこも不快な症状の震源地になりうる。   
しかしダイ・オフで起きるほとんどすべての不快な状態は、4日から1週間のうちには消える。   
----------------------------------------------------------------------------   
(引用終わり)   

⑦その他   
●帯状疱疹は、加齢とともに発症しやすくなり、重症化の傾向にあります。ただ   
し、年齢が若いからといって必ずしも軽症で済むとは限らず、その患者さんの   
抵抗力や背後にある疾患(免疫不全疾患、悪性腫瘍など)によって、軽重度が   
決まります。また、はじめのうちは痛みも少なく軽症であっても、無理をする   
とどんどん重症化する疾患です。

  

●帯状疱疹の痛みは、全く感じないものから夜も眠れないほどの激しい痛みまで   
様々。痛みの程度は一般的に高齢者ほど激しく、発疹が治まっても3ヶ月~10年   
ほど痛みが続くこともあります。
これを“帯状疱疹後神経痛”といい、このような状態にならないよう、50歳以上
の人は特に痛みのコントロールが大切です。   
ちなみに、50歳以下では、水疱が治癒した後に神経痛を残すことは稀。しかし、   
70歳を超えた人の場合には、適切な治療を施しても半数以上の人に神経痛が残   
ります。

  

●帯状疱疹は、発生する部位によって併発する合併症も様々。合併症は、帯状疱疹   
の症状と共に消えるものもあれば、半年くらいかけて消えていくもの、後々   
までしつこく残るものと色々。   
しかし、初期の帯状疱疹の治療が正しく行われれば、それほど心配する必要は   
ありません。以下参考までに、合併症例を以下に示しておきます。   
  
◇耳周囲に発症した場合、難聴(最悪失聴)、顔面神経麻痺、味覚障害などを
合併することがあります。  
目の上や額の場合、角膜炎、網膜炎、視神経症などを起こす可能性があり、  
視力低下、失明に至ることがあります(過去、知らないうちに帯状疱疹に  
かかったことが原因で、視力が悪くなっていたり、難聴になってる人もいる  
ようです)。
◇腹部の場合、片側の腹筋が麻痺して腹部が膨らんだり便秘になったりしま
す。
◇お尻や陰部の場合、尿の出が悪くなったり、尿閉を起こすことがあります。 
◇ひどい場合、運動麻痺を起したり筋の萎縮を招くこともあります。
◇帯状疱疹ウィルスが脳にまで達して脳炎を起こすと、高熱や嘔吐、けいれん
などの脳炎特有の症状が出て、最悪の場合は命に関わることもあります   
(ごく稀なケース)。

  

●水痘-帯状疱疹ウィルス、単純ヘルペスウィルス、いずれもヘルペスウィルスの   
仲間で、前者は水ぼうそう・帯状疱疹を引き起こし、後者は口唇ヘルペス等を   
引き起こします(口唇ヘルペスが感染して帯状疱疹になることはありません)。

  

●水膨れに触れたからといって他の人にうつる病気ではありません。但し、水ぼう   
そうのワクチン接種をしたことがなく、水ぼうそうにかかったこともない人が   
帯状疱疹に触れると、水ぼうそうになる可能性があります。

  

[参考書籍]   
・頭痛、めまい、耳鳴り、難聴は治せる(清水俊彦著)2008年)など

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