未来医学 鍼灸

 鍼灸は古代の医学ではありません。古代から伝わる未来医学です。現代医学は、感染症や伝染病、
急性疾患や緊急を要する(外科的処置が必要な)疾患には、人類にとって多大な貢献をしてきました。
これは、現代においても変わりません。しかし、慢性の疾患(高血圧、糖尿病、アレルギー疾患、神経
痛などの各種痛みなど)や難病(膠原病、ガン、潰瘍性大腸炎など)に対しては、ほとんど無力です。最
新の「内科学書」などを見ても、治す治療法はどこにも記載されていません。もっぱら症状を抑えるため
の薬物による対処療法に終始しています。これは、難病に限らず、頭痛や腰痛や神経痛などの身近な
疾患においてでもです。従って、医療関係者は、病気を治そうというより、それによって起こる不快な症
状を軽減させるということが目的になってしまっています。要するに薬物による治療しかありません。そし
てこの薬物による治療は残念ながら、症状を抑えるだけで病気を治してはいません。もし、薬(ここでい
う薬物とは、現代薬のことです)で病気が治った場合は、それは薬ではなくあなた自身が、あなた自身の
力で病気を治したのです。一刻も早く、生体にダメージを与えることなく治せる薬が開発されるといいと思
います。
 一方、鍼灸はその効果について、科学的根拠がない、ということで、医療関係者からもほとんど相手に
されていなかったのが実状です。従って、多数の患者が、鍼灸で治っても、(慢性の神経痛から喘息や
難病、ガンに至るまで数え切れない程の治癒の報告があります)医療関係者は鍼灸の作用がわからな
いし、マイナーな治療だからということで、ほとんどの治癒例をレアケースとして相手にもしてこなかったの
です。しかし、実はレアケースではなく、多数の治癒例は事実に基づくものです。鍼灸家の立場から言わ
せていただくと、難病でもガンでも治るべくして治ったと考えます。すこしも不思議なこととは考えません。
 最近、何故鍼灸によって、慢性の病気や難病などが治癒するのかについて、新潟大学医学部教授 安
保徹教授より、「白血球の自律神経支配」が発見されたことより鍼灸の効果が自明ものとなりました。この
発見は、鍼灸などの東洋医学の研究者ではなく、現代医学の最先端をいく免疫学者から報告されたので
す。また、永田勝太郎博士(浜松医科大学保健管理センター講師、WHO心身医学・精神薬理学教授、ア
ルバートシュバイツァー世界医学界副総裁など)らの研究から、鍼をすることにより、ストレスによりダメージ
を受けた生体の修復を行う、抗ストレスホルモン DHEA−S 17−KS−Sが増える事も確認されていま
す。
 一般の方が考える鍼灸とは、一時的な効果しかないのでは?、とか気のせいでは?、効果はないんじゃ
ないの?、とか慰安に近いものとして捉えている方が、まだまだ多いのには非常に残念です。これから、鍼
灸がますます盛んになって、皆様の健康に役立つよう、これからも日々努力、精進を重ねていきたいと思い
ます。


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