4.知覧特攻隊基地

鹿児島県知覧町にあります。2003年7月6日撮影。資料によると昭和20年4月、沖縄に上陸したアメリカの艦船めがけ、飛行機もろとも体当たり攻撃を仕掛けるため、250sの爆弾をつけた特別攻撃隊の飛行機は、ここから出撃した。操縦者の大部分は、飛行経験が少なく、これが最初で最後の飛行となった若者も多い。知覧の特攻隊基地を出撃した飛行機は開聞岳を西南の方向に飛んだ。機上から本土の象徴である開聞岳を何度も振り返りながら祖国に別れを告げたという。彼らは、戦争の犠牲者というより、今生きている我々に、命の大切さを教えているような気がする。合掌。

護国神社です。特攻隊員の魂を鎮めるための灯籠が並んでいる。この奥に、特攻平和観音があります。

特攻平和観音です。線香の匂いがします。

当時の特攻隊員の寝泊まりの模様を復元した、三角兵舎です。ここで隊員達は、出撃の命令を待ちました。