注1:パラレルです。
注2:CP未定です(!!)あ、ガウリイ受けなのは確定で。
注3:いつものように行き当たりばったりです(苦笑)
注4:不定期連載です。




garden×garden 1


 ガウリイが店の窓を拭いていると、勢いよくこちらに走ってくる少女の姿が目に入った。
 自然とガウリイの口元が綻ぶ。

 カランカラン。

「こんにちわ〜!!」
「おう、こんちわ」
「じゃ、着替えてくるから」
 そのまま少女は長い髪を靡かせながらスタッフルームへと入っていった。

「リナは相変わらず元気だな」
 そうガウリイに声を掛けたのは、コーヒーを飲みながら本を読んでいたゼルがディスだった。
「まあな。元気で明るいのがリナだから」
 そう言うと、ガウリイは窓拭きを終わらせ次は鉢植えに水をまき始めた。



 ここは街の喫茶店。
 美味しい珈琲と軽食。そして何より、穏やかな店長の人柄が人気の店である。



「すいませ〜ん」
 窓際の客が挙げた声に、素早くガウリイが応える。
「はい、ただ今」
「あ、あたしが行くわ」
 着替えてきたリナが声を上げる。
 彼女が着ているのは、この店から支給されている制服。落ち着いたピンク、もしくは赤紫といった方がいいかもしれないが、その制服は彼女に、この店によく似合っている。

「では、モンブランとミルフィーユを一つずつとカフェラテを2つですね」
 注文と取る姿は慣れたもので、その確認の声を聴きながらガウリイはリナが戻ってくる前に用意を始める。

 珈琲のいい香りが立ち上る。

 それにつられて、ゼルがディスがガウリイを見る。
「お替り?」
「……あぁ…」
 若干気恥ずかしさを交えながら、ゼルがディスは頷く。
 この店の常連、という気分に嬉しくもあるが、ガウリイに行動を読まれている、という恥ずかしさもある。

「お待たせしました〜」
 そう言いながら、リナは窓際の女性たちに注文された品物を運ぶ。
 そしてそこからカウンターに戻るとき、ゼルがディスの座る席に歩みを向ける。

「……?」
 自分のところで立ち止まったリナに、ゼルがディスは本に落としていた視線を上げる。
「お客様……」
「………?」
 他人行儀な呼び方に、ゼルがディスは首をかしげる。
 何しろゼルがディスとリナはお互いの名前を知っており、それどころか同じ大学に通っているのだから。
 普段ならば「ゼル」と通称で呼ぶところなのだが…。

「店長に手を出したら、ユルシマセンヨ……」

 ゾクッ。


「そんなつもりは…」

カランカラン。
「「いらっしゃいませ〜」」



 ここは街の喫茶店。

『garden×garden』

 店長を取り巻き、人間関係の渦巻く、でもほのぼのした喫茶店。
 あなたの街にもありませんか?


つづく
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思いついたのは数時間前。またか、という感じでしょうか。
だって、思いついたら書かずにはいられないんですもの。

そして書いていて思いました。
ピンクのリナちゃんですが、リナちゃん最強(笑)?


2011年3月28日ブログに掲載しました。
 この後、かなりこのネタ広がっていくんですよね……。