注1:パラレルです。
注2:CP未定です(!!)あ、ガウリイ受けなのは確定で。
注3:いつものように行き当たりばったりです(苦笑)
注4:不定期連載です。
garden×garden 2
いつもの光景に、ガウリイはただ呆れるしかない。
「あぁ……、ミリーナぁ…」
カウンターテーブルに突っ伏して呻いているのは、この店の常連となっているルーク。
そして、この落ち込んでいる姿というのも日常的な風景となっている。
尋ねるまでもなく、何が起きたのかはだいたい想像はつくが、一応ガウリイは声を掛ける。
「今日はどうした」
そのガウリイの問いかけに、待ってました、とばかりにルークは顔を上げる。
「…聞いてくれよ、ガウリイ。今日はミリーナが昼には抜けられる、って言ってたからランチを一緒に食べる約束をしていたんだ」
「で、キャンセルになったのか?」
頷くルーク。
「ミリーナに急な仕事が入って……」
そう言うと再びルークはテーブルに突っ伏す。
「……みりぃなぁ〜」
「ランチがだめだったら、ディナーに誘えばいいじゃないか」
他の客の対応をしつつ、まっとうな意見を述べるガウリイ。
対するルークは相変わらずで。
「……ずっとスタジオ入りしているみたいで、携帯が繋がらないんだ」
「………それは、…どうにもならないな」
シクシクシクシク……。
ルークが帰るまで、普段は人気のカウンター席には誰も座らなかった。
「こんばんは」
「いらっしゃい」
閉店間近の時間に顔を出したのは、ミリーナだった。
彼女はこの喫茶店の上の階にあるマンションに住んでいる。
ちなみに、昼間ここを訪れたルークも同じマンションの住人である。
「紅茶?それとも何かを食べてく?」
入口に立ったまま席に着かないミリーナに、ガウリイが問いかける。
「えっと……、ミルクティーを…」
ティーポットとミルクをカウンターに置くと、いつもより多めに砂糖を入れている姿に目が留まる。
ふぅ〜。
甘いミルクティーを口に含むと、ミリーナはため息を漏らす。
それは肩の力が抜けた、という表情で、ガウリイは微笑む。
「なあ、頼みたいことがあるんだけど、いいか?」
「え?いいですけど?」
良かった、ちょっと待ってて。とガウリイは言うとカウンターの中に入ってしまった。
ミリーナは疑問に思いながらも、今日のことに思いを馳せる。
本当に急に入った仕事だった。
どこぞのバカが失言をしたために、急にアナウンサーの仕事をしなければいけなくなった。
『ホント、型通りにはいかない仕事よね』
自分自信で選んだ仕事だから後悔はないが、思うところはある。
「待たせてごめん。
これをルークに届けてくれないかな?」
「………え?」
ガウリイの手にあるのは割と大きめのバスケット。
「いやぁ〜、ルークの奴が晩飯頼んできてさ。部屋に戻るついでに届けてくれない?」
差し出すバスケットはサイズからみて明らかに1人分ではなくて。
「無理だったらいいんだけど…」
そうい言うガウリイは明らかに断られるとは思っていないようで。
ミリーナも断るつもりはないけれど、口をついて出るのは素直ではない言葉で。
「ま、まあ、ガウリイさんの頼みならしょうがないですね」
「悪いな」
彼女がルークの部屋を訪れ、二人だけの水入らずの時間を過ごすのは、ほんの数分後だった。
つづく
他人の色恋沙汰には聡いガウリイさんです。
そう、他人の、です。自分関係には疎いです。
ルクミリ初書きでしたが、いかがだったでしょうか?彼らの関係は原作中では切なかったのでこちらでは幸せ風味全開で!!おもにミリーナさんに幸せになって欲しいです!!ルークにも幸せになって欲しいです。
ということで、この話内では、ルクミリ設定で。
もちろん、私はルクガウもいける人ですよ(苦笑)
blogにて2011年4月3日公開
このあたりからオールキャラでいこう、と思うようになりました。
この話のルクミリは幸せそうで何よりです