注1:パラレルです。
注2:CP未定です(!!)あ、ガウリイ受けなのは確定で。
注3:いつものように行き当たりばったりです(苦笑)
注4:不定期連載です。
garden×garden 5
店の前に置かれた黒板の今日のおすすめメニューは、ナスとトマトソースのパスタだった。
今日の昼食はそれにしようと、ゼルガディスは店の扉を開けた。
最近座るようになったカウンターに座り、ガウリイの手がすくのを待つ。
「はい、ナスとトマトソースパスタセット、お願い」
置かれた料理は、ヴァルガーヴがテーブルに運んでいく。今日はリナは休みらしい。
あいつは最近忙しいから、あまりバイトにも来れないんだろう。
「俺もナスのパスタをセットで……」
自分の方を見たガウリイに声を掛けると、彼の表情がわずかに輝いた。
『えっ……?』
普段とは違う表情に、戸惑う。
そしていつもは近づかない距離まで顔が近づいてきて。
「ちょっと味見をして貰いたいものがあるんだけど」
ヒソヒソと囁かれた言葉に、ゼルガディスは予想はしていたが若干肩を落とした。
「食べる余裕があったらでいいんだけど、サンドイッチを食べてくれないかな?」
「…まあ、サンドイッチぐらいなら」
良かった、と微笑まれて、まあいいか、と思う。
ここでは良くこういうことが起きているようにゼルガディスは思う。そして、それもまたまあいいか、と思うのだ。
あとからヴァルガーヴに聞いた話では、常連を中心に試食を頼んでいたらしい。
それで声を潜めていたようだ。
パスタセットと一緒に運ばれてきたサンドイッチは5種類の1つずつで、このままメニューとしても成立しそうな感じで皿に盛られていた。
先に温かいパスタを食べてから、サンドイッチに手を付ける。
『キュウリとハム、ツナと玉ねぎ、照り焼きチキン、卵いやオムレツか、これはアボカドと…』
「どうかな?」
「美味しいと思う」
味見役を引き受けておいてこの答えは自分自身でもどうかと思い、改めてゼルガディスは言い直す。
「全部美味しいとは思うけど、おれはツナと玉ねぎのとオムレツが良いと思う」
そっかー、と言うガウリイの返事は軽くてちゃんとこちらの話を聞いているか一抹の不安はあったがとりあえずまっとうな返事をしただろうと満足する。
「これは新メニューか何か?」
「ああ、これはリナの所で学祭があるだろ」
「ああ、来月のうちの学祭」
「それに出店することになって…」
「あぁ、うちの学祭に出店」
理解するのに数瞬。言葉にするのに数瞬。
「はぁあ〜〜っ!?うちの学祭に出店!?」
「ああ、リナが学祭を盛り上げるのを手伝って欲しい、っていうから出店するかな〜、と」
「いえ、その部分はいいんですよ」
プルプルと震えているセルがディス。
首をかしげるガウリイ。
「なんで俺も学祭実行委員なのに知らないんだ〜〜っ!!」
つづく…
「garden×garden」にしては珍しく、次回まで続きます。
相変わらずゼルが不憫です(苦笑)
学祭への出店は、ゼルガディスには秘密で進められていたようです。
リナは学祭副委員長、ゼルは許可申請係、ぐらいで。
ブログにて2011年9月11日公開
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