isis様の設定をお借りしてます。
そしてisis様に捧げます。(むしろ押し付け?)


カカオなチョコレート(ゼルガウ)


・ガウリイが幼女です。
・全然喋りません。
・記憶なし。
・凄い人見知りの、引っ込み思案です。
・ゼルが突如失踪して、さらに幼女になっていたガウリイを拾いました。
・なので刷り込み宜しくと言った具合にゼルの事が大好きです。
・セイルーン長期滞在中。
・ゼルやんが「お父さん」とからかわれる始末。
 ここら辺、まんまisis様のコピーです。だってそのまんまだし。



ニガテな方はバックプリーズ。







「ゼル、ゼル〜vV」

嫌な予感しか呼び起こさない明るい声に、振り返りたくはないが、振り返らないほうが恐ろしい事を学習しているので、問答無用で振り向くしかない。
そして振り向いた先には、予想どおりの悪魔、というよりも大魔王という表現が似合いそうなリナの微笑みがあった。


「……いったい、なんなんだ…?」
俺を椅子に座らせたリナは、にこやかに「ここから動いたらダメだかね〜」と言い残して、部屋から去っていった。
あの笑顔からして、リナにとっては面白くて、そしておそらく俺に取ってははた迷惑なことを思いついたのは間違いないだろうが……。


 ガチャ。

 俺がそろそろ席を立ってもいいだろうかと思ってい始めた時、戸が開いた。
 入ってきたのは、手に鍋を持ったガウリイと、皿を持ったリナと変わった塔のようなものを持ったアメリアだった。

 その途端漂ってくる甘い香り。
「ゼルガディスさん、ガウリイさんが作ったんですよ〜」
 コクン、と頷くガウリイ。
 そして俺の前のテーブルに、重そうに鍋を置いた。その中には茶色い液体が入っている。

「チョコレート、か?」
 コクン。
 再び頷くガウリイ。その横でリナとアメリアがそれぞれ持ってきたものを並べていく。
 パンや果物が一口大に切られて、きれいに盛られている。ここら辺はリナかアメリアがしたのだろう。
 
「これは?」
「まあまあ、見てなさいって」
 そういうリナは自慢げに胸を張っている。アメリアさえもどこか誇らしげだ。
 そこまで自信満々だと、さすがに俺もいったい何が始まるのか気になる。

 そしてアメリアはガウリイから鍋を受け取ると、持ってきた塔のようなものの中に流し込んだ。
 そのまま、スイッチを押すと、う゛〜ん、という音と共に異変が起きた。

「!?」
 塔の頂上から溶けたチョコレートが次から次から湧き出して、滝を作っている。そしてそれはおそらく塔の中を通って頂上に戻っているのだろう、延々と湧き出し続けている。
 見慣れないモノに、俺も感嘆する。面白いものもあるものだ。

「これはチョコレートタワーって言うんです」
 普段は立食パーティーとかで使っているんですけど、というアメリアの説明に、俺は納得する。確かに、こういうアイテムがあればパーティーも盛り上がるだろう。
 いつもは倉庫で眠っているだけだから有効活用です!!、という庶民的で王女らしからぬ発言に思わず俺は苦笑する。
「まあ、いいじゃない。ガウリイも喜んでいるみたいだし」
 言われてそちらを見れば、目をキラキラと輝かせているガウリイがいた。
 体ごと突っ込んでしまうんじゃないか、と思うほどに身を乗り出している。

「ちょ、ちょっと待て!」
 チョコレートを頭から被るほどうっかりしていないのは知っているが、思わず手をだしガウリイを制する。

「………!?」
 目の前に手を出されたガウリイは、俺を見上げてしばらく見つけた後、何かを思い出したのかはじかれたかのように立ち上がった。
「ガ、ガウリイ?」
「「ウフフッ…」」
 ハモっている笑い声は聞こえないことにする。

 立ち上がったガウリイは、皿におかれたパンを一緒に置かれていた串に刺しおもむろにチョコレートの滝の中に入れた。
 引き出されたパンはチョコレート纏っていて…。
 なるほど、そういうモノか…。

 てっきりガウリイ自身の口に運ばれると思ったそれは、意外な動きを見せた。

「……」
 パンの刺さった串は俺の口元に来ていた。ガウリイの満面の笑み付きで。

「俺に食べろ、ということか」
 コクコク、と頷くガウリイ。
 俺が女性陣を差し置いて先に食べてしまってもいいのかとそちらを伺えば、そこにあったのは二人に増えた大魔王の微笑みで。

『……絶対何かある』

 とは思うものの、差し出しているガウリイの微笑みを無下にもできず受け取ろうとすると、首を横に振られた。

「?俺にくれるんだろう?」
 コクン。

 受け取ろうとすれば首をフルフルと振られ、いっそう口にパンが近づけられる。
 そういう押し問答を数回繰り返し、俺はある可能性に思い当たりリナとアメリアのほうに目をやれば。

「ゼルがディスさん、チョコはお嫌いですか。せっかくガウリイさんが食べさせてあげる、って言ってるのに」
「何よゼル。ガウリイの行為を無駄にしちゃって。かわいそー、ガウリイ。」


 大魔王すら通り越した二人の微笑みがあった。

 結局、大魔王には逆らえるはずもなく、というか、ガウリイの食べて?、という視線に勝てるはずもなく、俺は使える限りの羞恥心を総動員してガウリイの心尽くしのチョコレート掛けパンを口で受け取るのだった。

<hr size="1" /> 
 いわゆる「あ〜ん」な状況です。
 ゼルの羞恥心のリミットはここで使える限り消費されたと思います。

 このお話はisisさまの設定をお借りしているんですが…、幼女ガウかわいいよ!!かわいいは強い(あずまんが大王)は正解でしたね。
 いっつも癒されて(にやにやして)ます。
 私にはロリショタ属性はないはずなんですが、ガウリイというのがポイントが高いんでしょうが。

そして、こっそり続きを用意していたり…。ドタバタ喜劇ですが。

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