ここ最近、俺のくせになった事。

 朝起きたら、まず自分の胸を叩いてみる。


 普段通りならいつもの服を着て、膨らみがあれば以前リナ達から買い与えられた服を着る。
 リナたちはある程度相手をしてやれば、満足するから。
 女物の服を着なれてしまった俺もどうかと思うが……。


 うん、今日はいつも通りだ。

 宿屋の寝巻を脱いで、いつものタートルネックを・・・…。


「なんか、モフってした・・・…」

 モフって、モフって……。
 しかもなかなかのモフモフ・・・…。

 では無くて!!


「何だこれーっ!!!」
 鏡に映った自分の姿に絶叫する。

 頭の上にちょこんと乗っかった、三角の尖った耳。
 ちゃっかり髪と耳が銀色なのは誰の好みかなぁ〜?
 お尻の方にも違和感を感じるけど……。





「えっと・・・・・・、私はね、ただのキツネ耳としっぽを見たかっただけなんだけど……」
「なに言ってるんですかリナさん。キツネ耳と言ったら銀色ですよ!!」
「・・・おい、色の前に、動物の耳を生やすことの方が問題だろう!!」



 結局。
 暴走するアメリアを止るなんて誰にもできませんでした……。


 ついでに、脱線していく話を止めることも出来なくて。
 銀ギツネの方が綺麗とか、茶色の方が子ギツネにした時に可愛いとか・・・・・。
 キツネ耳を生やすだけじゃなくて、子供にするつもりなのか、こいつらは・・・・・・。

 というのは俺の脳内でだけ叫んでいて、あまりの周りの騒がしさに俺は口を開くことが出来なくて。

 結果。


 モフられたり、毛並みを整えられたり、モフられたり。
「・・・・・・夢にまで見た銀ぎつねがここに…」
 モフられたり、撫でまわされたり、モフられたり。


 今までリナが要注意人物で、アメリアはただの便乗だと思っていたけど。

 これからアメリアにも気を付けないと・・・・・・。




 なんとか半日で消えたキツネ耳だったが、全く安心できないガウリイだった。
 


end


 獣耳シリーズで書いていきたいなー、と思っているんですけど。
 とりあえず、いきなりキツネ耳を書いてみました。
 しかもターゲットはアメリア。

 ちなみに猫耳と虎耳はターゲットが決まってます(笑) 

ブログにて 2015年11月29日掲載

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