注1:ガウリイが後天的に女の子になってます。
注2:百合なお話です。
注3:リナガウな話です。

上記事項が、それ無理、な方は読まないでね。


悪戯(リナ×ガウ♀)




 じとじととした視線が先ほどからゼルガディスを苛んでいる。
 ただその種類は2種類あり、男どもから向けられる羨望の視線と、別方向からの恨みがましい視線。
 その両方に挟まれたゼルガディスは、抗うすべもなく、ただただ己の不運を嘆きながら耐えるのみだった。

『まあ、ガウリイに比べたらましか』
 目の前に視線を移せば、そこにいるのは先ほどからの恨みがましい視線の主。
 すっかりリナの玩具となっているガウリイだった。
 ちなみに今は、深窓の令嬢風ということで、優しい桜色のグラデーションのワンピースに、肩にはふんわりとタンポポ色のショールを掛けている。
 これがまた良く似合う。
 そりゃあ、着せ替え人形に小一時間もなっていれば似合うものも見つかるよな。

「……ゼル、俺のこと置いていった………」
「あの状況で俺がいつまでもあそこにいるわけにはいかないだろう」
 正論を言うゼルガディスにも、ガウリイは納得できないようで。
 口を尖らせながら上目づかいで恨みがましい視線を投げかけてくる。
「でも〜〜っ」


「ちっ……」

 おい、誰か舌打ちしやがったな。
 そりゃあ、こんな美女に上目づかいで見つめられるなんて羨ましい状況だろうさ。客観的に見れば。
 でも、こいつは本当は男で、俺よりガタイがよくて、どこか抜けてて、でもやっぱり頼りになって……、いやそうじゃなくてだな…。
 と、ゼルガディスの脳内では色々な思いがよぎるが、それが口から出ることはない。


「あ、いたいた〜」

((ギクリッ。))

 駆け寄って来る少女に、大の男2人(1人は外見は違うが)が怯える。
 その怯えを増長させるのが、満面の少女たちの笑顔。

 2人の少女がゼルガディスの席の前に立つと、さらに突き刺さる男どもの視線。
『勘弁してくれ』
 リナたちから逃れようと、宿屋の食堂ではなく街のカフェへと来たのが間違いだったのだろう。
 余計な気苦労が増えた気がする。



「「お風呂行きましょ」」


「「はいっっっ……!?」」



 「やだやだ」と言うガウリイを人身御供に、もとい、生贄に……、とりあえず、単純に言うと、見捨てて。
 ゼルガディスは平穏を手にいれた。



 ガウリイが連れて来られたのは、街中に建つ温泉施設。大浴場にサウナ、そして貸切風呂があることで人気だった。
 もちろん、ガウリイが引きずられていくのは女湯で。

「やだやだ〜っ、お前ら俺に裸見られてもいいのかよ〜〜っ」
「「……大丈夫、対策は考えてあるから!!」」
 やだ〜っ、というガウリイの意見は風に流され消えて行った。


 シクシク……。
「何よガウリイ。お風呂に入るには誰でも裸にならないといけないじゃない」
「そうですよガウリイさん。べつに私たちもジロジロ見たわけじゃないんですから」
 バスタオルを体に巻きつけたガウリイは、リナに手を取られながら脱衣所を出る。
 ちなみに、ガウリイの肩を押さえているのはアメリアだった。

「あ、一段低くなってるから気を付けて」
「もうちょっと右に寄ってください。じゃないと仕切りにぶつかりますよ」

 そう、対策とはガウリイの視界を遮ること。
 目隠しをされたガウリイは、おぼつかない足取りでリナとアメリアの言われたままに動く。
「なあ、ここまでしなくても、俺は自分の部屋の風呂に入るから……」

「「それじゃ、私たちがガウリイを堪能できないでしょう(じゃないですか)!?」」

『ヒィ〜〜ッ』



「ちょ、ちょっと…、リナさん……」
 目の前で繰り広げられる光景に、アメリアは一気に頭が冷めていくのを感じた。
 いくらなんでもこれはやりすぎだった。
 周囲に人の目がないからいいものの、間違えば変質者として抓み出されかねない。
 そう彼女に思わせる光景とは。

「…やぁあ……、やだぁ……」
 そう抵抗する彼女(彼)の動きでは到底リナの拘束を解くことはできなくて、ただ悶えているように見える。
 助けを求める様は、普段の彼とは全然結びつかない、無力な少女のようで罪悪感に苛まれるが、それさえも彼女を魅力的にしている要因の一つで。

 目の前で乱れていくガウリイに、言い知れぬ満足感を得るリナ。
 普段ならそうそう乱れることのない飄々としたガウリイの表情は、いまはリナの思い一つで自由に変えることが出来る。
 驚きの表情も、羞恥に染まる肌も。
 リナの思い通りの反応をかえす身体も。

 柔らかい胸も、細い足首も、艶やかな金髪も、引き締まったウエストも。
 女性ならば当然憧れるものなので触れるのは仕方がないとしても、リナはこれ幸いと揉む。撫でる。食む。
 はてさて、それを甘受する側がどう受け取るかは…。


「リナぁ……」

「………たまんない」

 そう言いながら、ニヤリ、と笑われてはアメリアの背筋に寒気が走るのは仕方がない。

 ポンッ。
「?」
「リナ、そろそろ道を踏み外しかけてる」


「…、こんな美味しそうなもの目の前にぶら下げられたら、道なんていくらでも踏み外してやるわよ!!」

「「!?」」

 サワサワ。
「んやぁ…、アメリア…ぁ」
 弱々しく手を伸ばしてくる姿に、忍びなかったが。


「ごめんなさい、ガウリイさん」
 アメリアに出来るのは、せめて自分までこの行為に参加してしまわないように、この場を離れることだけだった。







「もう、お婿にも、お嫁にも行けない………」
「大丈夫。私が貰ってあげるから」



END




初のリナガウでした!!
どこまで書いていいか分からなくて、ついつい中途半端な表現になってしまいました。
さすがにいきなり年齢制限の付くのを書くのもなぁ〜、と。
そして、お風呂ネタは女体化で書いてみたいネタでした。でも、お風呂の利点が生かされたかどうかは甚だ疑問ですが。

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