王様ゲーム・真
「さっさと終わらせた方が楽だろう。こんなこと……」
説得するように言っても、ガウリイは釈然としないようだったが、それでも一応大人しくはなった。
ヴァルガーヴは自分の言葉どおり、さっさと済ませるつもりらしくさっきと同じようにガウリイの肩に左手を掛け、さっきのように突き飛ばされないように自分の体重をその手に掛けた。 そして再び言葉も無いままに周囲が見守り、ゼロスはまだ笑いが抜けないらしく半笑いのまま2人を見ている。
再び、2人の唇重なろうとしたそのとき、ガウリイが自分を支えるために床についていた腕が急にカクンと折れ……。
2人が床に激しく倒れるかと思い周囲は息を呑んだが、2人が倒れこむよりも先にヴァルガーヴが床に手を着き、それでもとっさに片手では2人分の体重を支えきれず、少しスピードを落として2人の身体は床に落ちた。
スピードが落ちたおかげで、さほど衝撃が無くて済み、ガウリイも頭を床に打ち付けないですんだ。
周囲もほっと胸を撫で下ろす。
「ご、ごめん……」
自分を庇ってくれたらしいヴァルガーヴに礼を言うと、そのあとに不穏な言葉が続く。
「危なかったな……。まあ、この体勢の方がしやすいからいいけどな」
「……えっと、それは……」
問い返そうとするガウリイに、不敵な笑みを返すと床についていた手をガウリイの頬に当てた。
(こいつ、状況を楽しんでないか〜!!目が本気だし……、怖っ!!)
「ゲームのルールは守らないとな……」
広がった自分の髪の中に体を埋めてヴァルガーヴを見上げるガウリイの目には、かなり怯えが含まれていた。
(……この状況は、……かなり……)
近づいてくるヴァルガーヴの顔の迫力に、思わずガウリイは目を閉じた。
しかしすぐに目を閉じたのは失敗だったと後悔する。相手が見えないことで緊張は一掃高まり、その緊張にはなぜか、喰べられる!!、という恐怖まで付いていた。かと言って、一度閉じた目を開けるのはさらに怖かったので、自分に「一瞬のことだから」と言い聞かせてその時が訪れるのを待った。
軽く、温かい物が唇に触れる感触があった。
これで終わったと思って安心して目を開けると、まだ至近距離にあったヴァルガーヴの瞳と目が合って、一瞬息を呑んだ。そして触れた唇は離れることなく、湿った舌がガウリイの唇を刺激する。
『キャァ〜!!』
傍らで上がった悲鳴と言うよりも歓声に近い声にそちらに目をやれば、女性陣がやたらと嬉しそうにガウリイ達を見ていた。そのそばには呆然としているゼルガディスもいるのだが。
「もっとやっちゃえ、ヴァルガーヴ!!」
そう声を上げたのはリナで、それを聞いたガウリイは思わず脱力する。
その瞬間、僅かに開いた唇の隙間からヴァルガーヴの舌がするりと入ってきて、ガウリイの歯列を舐め上げた。
「ふぅっ……ん!?」
ゾクッとする感覚がガウリイの身体に流れ、合わさっている唇の隙間から声が漏れて、その羞恥が一層その感覚を強めて更に声が漏れそうになる。
(……ちょっと待て、これはキスか?キスなのか?)
今更疑問を持っているガウリイには構わず、心ゆくまで、といった感じでヴァルガーヴは様々にガウリイの口内を蹂躙していく。ガウリイもこのままではいけないと思いつつも、与えられる感覚があまりに心地よく、ヴァルガーヴを突き放せないでいた。
(目が潤んできたな、あと一押し、といったところか……)
(な、なんでこいつ、こんなに上手いんだ……、本当にまずいかも……)
それぞれの思惑の中、口を開いたのはゼロスだった。
「僕はキスとは言いましたけど、ディープキスとは言ってませんよ〜」
いつものあっけらかんとした口調で、とても愉快そうに言った。
しかしそのふざけた口調がよりガウリイの羞恥を刺激し、顔に朱が走った。そしてそれと同時に思いっきりヴァルガーヴを突き飛ばす。
ドンっ。
「……いって………」
ガウリイに本気で突き飛ばされると壁まで飛ばされるのは当然で、ヴァルガーヴは小さく悪態をつく。
一方ガウリイはようやくヴァルガーヴから離れることができて、息苦しかったのと、緊張を解くために深呼吸をした。
「……、俺はもう部屋に戻るぞ」
そう言ったのは、さっきまで呆然としていたゼルガディスで、彼としてはこの空間から早く逃れたい、という思いなのだろう。
そのゼルガディスを切っ掛けに、この場はお開きとなった。
このままゲームを続けたら、場の雰囲気的にまたキスという要求がされそうで、自分がキスをしないといけない事になるのは嫌だと皆が思ったのかどうか。
とりあえず、適当に片づけをして各々引き上げ始めた。
その別れ際、ヴァルガーヴは自分の横をぼんやりと通り過ぎようとするガウリイを掴まえて、抱き込んだ。
「え……?」
「おいリナ、お前の自称保護者、持ち帰りしてもいいか?」
その言葉に周囲がどよめき、とはいっても愕然としていたのは1人の常識人だけだったのだが。リナは少し考えたあとにっこりと笑った。
「じゃあ明日、レポートの提出よろしく!!」
「何の!?」
そのガウリイの問いかけはあっさり無視され、「了解」という言葉とともにヴァルガーヴに抱え上げられた。
「ちょ、ちょっと待て、俺の意思は?」
異常にテンションの高い彼女らには、問いかけは聞こえていないらしく、よろしくの言葉とともに手を振られてしまった。その後ろで静かに首を横に振っているゼルガディスが、答えといえば答えだったのだろう。
隙を見て上手くヴァルガーヴから逃れようとしていたガウリイだったが、部屋を出た瞬間にはヴァルガーヴはガウリイを伴ったまま空間を渡ってしまい、次の瞬間にガウリイの目に入ったのは見慣れない部屋だった。
ガウリイが連れて来られたそこは、普段ヴァルガーヴが使っている部屋らしく、必要最低限のものだけ置かれている簡素な部屋だった。
そしてそんな部屋に相応しい木製の質素なベッドにガウリイは横たえられていた。腕をベッドの頭の部分に固定されて。
「何のつもりだっ!!ヴァルガーヴ!!」
喚くガウリイの横に腰掛けて、ヴァルガーブはガウリイの上着の裾を捲くった。
「この状況ですることといったら……、なぁ」
微かに照れて言っているあたり、更に腹が立つ。
ギャーギャーと騒ぐガウリイを押さえつけて、ズボンの裾に手を掛けると、ガウリイが一層大きな声で騒いだ。
「俺は嫌だって!!」
「俺、さっきのすごく楽しかったんだよなぁ。ガウリイもさっきは感じてたみたいだし。」
その言葉にガウリイは赤くなって、そっぽを向いた。
「そんなんじゃないし、俺は嫌だってば!!」
頭を振るガウリイを、ヴァルガーヴが優しく撫でる。その動きに拒絶の動きも弱くなっていく。
改めてガウリイがヴァルガーヴの顔を見上げれば、そこにあるのは手の動きと同じ優しいほほえみで。
ガウリイの緊張も解ける。ただ、それも長続きすることは無く。
「大丈夫だ、すぐにお前も善くなるさ」
そういって取り出したのは、いつの間に用意したのか怪しげな茶色の小瓶。
「…………そうじゃなくて〜〜っ!!」
ガウリイの叫びが空しく響いた。
小瓶の液体を飲ませようとヴァルガーヴが差し出すが、勿論ガウリイはきつく唇を閉ざしてけっして飲もうとはしない。
ヴァルガーヴはふと思いつき自分でそれを口に含んでガウリイに顔を寄せる。そして服の上から急にガウリイの中心を掴んだ。
「あっ……、んぅ……」
たまらず声を上げたガウリイの口をすぐに己の口で塞いで、液体を流し込む。うまく移しきれなかったいくらかが、ベッドのシーツの上に赤い染みを作る。
ガウリイが飲み込んだのを確認してから、舌を絡めたり、口内を舐めていたりと楽しんでから口を離す。
「ん、ふぅ……っ。今の…もしかして……?」
「さあ…、何だろうな」
そう言うヴァルガーヴを、ガウリイはキッと睨みつけた。
「………っ」
ヴァルガーヴはニヤニヤと笑いながらガウリイの耳に口を寄せ、耳朶を舐めたり、息を耳に吹き込んだりした。ガウリイは身体はビクビクッと反応するものの、我慢しているのか、声は漏らさない。
耳元から首筋へと唇を動かし、引っかかっていた上着を完全に脱がして、乳首のあたりを指でなぞる。
「んぅ……」
もぞもぞとガウリイが足を動かすのを、その上に自分が乗り、動きを制する。ガウリイが一瞬非難がましい目を向けたが、すぐに目を逸らす。
指を離し、直接その突起を舌で愛撫すると、ガウリイの全身が強張り、上の方からは殺しきれない嬌声が漏れてくる。
口でその感触を楽しんでいたが、軽くその突起に歯を立ててみた。
その瞬間。
「ひぁっ、あぁん……」
声を殺す余裕も無かったよう、高い声で鳴いた。
その様子に気をよくしたヴァルガーヴは、反対の胸にも歯を立て、ガウリイは同じように鳴いた。
「胸がそんなにいいのか?」
「ち、違う……、あ、ひっあぁぁ……」
噛み付いたばかりの乳首を口に含みながら、「じゃあ、さっきの奴のせいか?」とヴァルガーヴが囁くと、ガウリイはゾクゾクッと身体を奔る感覚に身震いをした。
胸に与えらる刺激にガウリイが夢中になっている間に、ヴァルガーヴはズボンに手をかけ、一気に下着ごと引き下ろす。
「ちょっ……!!」
ガウリイの中心は、ガウリイの思いとは裏腹に正直に身体の状態をヴァルガーヴに伝えていた。
硬く、大きくなったものは反り返り、先端から先走りの液をあふれさせていた。
それを優しく、そして激しく、緩急をつけて手の平でこすると、ガウリイは下から這い上がってくる感覚に悶え、それを振り払うかのように激しく頭を振っている。
「あ、あぁ……っ。やあぁ……」
そのガウリイの様子に、ヴァルガーヴは自分が着ていたものをすばやく脱ぎ捨てると、ガウリイの上に覆いかぶさり手はガウリイの中心を刺激し続けたまま、声をあげている口を自分の口で塞いだ。
自分の下腹部に当たっている相手の熱い衝動に、ガウリイは困惑しながらも相手も同じなのだと少し安堵する。
ガウリイが上げようとする声の振動が直接ヴァルガーヴの口内へと伝わってくる。
さっきよりも激しく頭を振るガウリイに、唇を離し、代わりに幾度も短くて深いキスを与えた。
「んふぅ……」
何度目かのキスのあと、銀色の糸を引きながら唇を離すと、いくらか焦点の甘くなったガウリイの瞳を覗き込み、ヴァルガーヴは身体を下へとずらす。
「やぁっ……、ちょっ、ちょっと……、やめろって」
急に自分の中心を暖かくぬめったものに包まれて、焦ってガウリイがそちらに視線を移すと、驚いたことにヴァルガーヴがガウリイのものを咥えていた。
焦るガウリイをちらりとだけ見たヴァルガーヴは、ガウリイが足を閉じようとするのを手で押さえつけ、より足を広げさせてガウリイに見せるかのように口での愛撫を続けた。
「……あっ……」
目を閉じればよりはっきりと快感が伝わってきて、目を開ければ自分のものを加えている光景があってガウリイを煽る。僅かに声を漏らしながらガウリイはヴァルガーヴにされるままになっていた。
ヴァルガーヴが先端に軽く歯を当て噛むと、ガウリイは喉を反らせて嬌声を上げた。
「ひぁっ、ああぁぁっ!!!」
嬌声の後、ガウリイの身体は深くベッドに沈みこみ荒い息遣いのまま余韻に浸るかのように目を閉じた。
口内にガウリイの白濁した液体を受け止めたヴァルガーヴはそれを飲み下し、肩で息をついているガウリイを見やっていたが、大きく上下する胸に吸い寄せられるように唇を寄せると、中心で少し膨らんでいる突起に歯を立てた。
「やぁっ……!?」
「……お前、噛まれるのが好きなんだな」
そう言ってさっき歯を立てた乳首を指で弾くと、ガウリイの身体がビクッ跳ねる。
「……、お前が変なものを飲ませるからだろう……」
目を逸らしているガウリイの耳朶を噛み、縛られている腕の指を噛み、と色々なところを噛んでガウリイに声を上げさせていきながら、自分が言っていることが正しいと証明する。それに何より、先ほど果てたはずのガウリイの中心は、ヴァルガーヴから与えられる刺激で再び頭を持ち上げていた。
ガウリイは目を閉じてそれを受けていたが、ヴァルガーヴが離れた感覚にそっと目を開けると、さっきとは違うビンを持って不敵に笑っているヴァルガーヴがいた。
「今度は何だよ!!」
明らかに警戒しているガウリイに、ヴァルガーヴは少しだけ笑った。
「今度のは飲ませないから心配するな。まあ、これが無いとお前が痛いだろうと思ってな……」
ビンの蓋を開けると、無色のドロッとした液体を手にとって、ガウリイの双丘へと手を伸ばした。
その目的としているところを理解したガウリイは、逃れようと身体をひねるが腕を固定されている状況では寝返りを打つのでさえ難しい。
そんなガウリイの動きよりも早くヴァルガーヴの手はガウリイの足の間に滑り込み、さっき半分ほど起き上がっていたガウリイのものを完全に起き上がらせてから、更にその奥へと進んだ。
「いや、その、ちょっと……」
また騒ぎ出しそうなガウリイに、有無を言わせず口付けると、唇を激しく吸い上げつぼみのあたりを撫で回している感触から意識を逸らさせようとする。
それは成功したようで、ガウリイは抵抗することも無く与えられる刺激を受け止める。
「んぅ……」
つぷり、と最初の指を入れるとガウリイの身体が強張った。物言いたげな視線を投げかけてくるが、それは無視してより強い刺激を与えるべく下腹部へと空いている手を伸ばす。
ガウリイの中心を握ると、身体の強張りがとれ中で指を動かしても軽く顔をしかめる程度になった。それを確認してからゆっくりと唇を離す。
離れて行くヴァルガーヴの顔をガウリイはただじっと見ている。その視線がなんだか今更照れくさく感じて視線から逃れてガウリイの耳元に唇を寄せてその耳朶を甘噛みした。
「あっ……、ん……」
ガウリイがその刺激に気を取られている間に、後ろにもう一本指を入れる。
二本になった指を、先ほどよりも大きく中で蠢かせてほぐしてく。痛みはないようで、ガウリイは不安と快楽とが入り混じった表情でヴァルガーヴを見上げている。
中に入った二本の指が、何の抵抗も無く動かせるようになった頃に、ヴァルガーヴは指をもう一本追加した。
「……、きつくないか?」
「……、きついに決まってるだろ!」
そうは言うものの、ゆるゆると刺激を続けたそこは随分と柔らかくなったようで、ガウリイにさほど痛い思いをさせなくても挿入できそうだった。
ヴァルガーヴが指を抜くと、クチュッと濡れた音が響いてガウリイはその卑猥さに頬を染めた。
普段より早い心臓の鼓動に、ガウリイは自分の情動を持て余す。
そして、今まで性急に体に触れてきたヴァルガーヴが離れていくのを感じた。
「?……っぁ!!」
触れるか、触れないか、の距離で胸を撫でられ、ガウリイは押し殺した喘ぎを漏らす。
今までガウリイの中を蹂躙していた指は、今度は繊細な動きで首筋や耳裏など先ほど見つけたガウリイの感じやすい部分を撫でていく。
その羽のような刺激は、ただガウリイの情動を強めるのみで、それを解放させるような刺激には繋がらない。
荒く息を漏らすガウリイ。
小刻みに震えている身体に、ヴァルガーヴは薬が効いている事を知る。
たぶんこんな状況じゃなかったら、彼のこんな姿を見ることは叶わなかっただろう。己の幸運に感謝しつつ、次の願いを叶えるために名残を惜しみながらも体を離す。
離れていく体温に、さみしさを感じる自分自身をどうしようもなく、ガウリイはヴァルガーヴを見上げた。
その縋るような視線に、背筋を這い上がる感覚にヴァルガーヴは身を震わせる。
「……なあ、ガウリイ、どうして欲しい?」
「…………っ!?」
「素直になれば……、すぐに望みどおりにしてやるぜ」
もちろん、それにガウリイが素直に応じるとは思っていなくて。
そして、ガウリイも口にすることはできなくて。
「……何のことだよ」
ヴァルガーヴがにやり、とした笑みを浮かべるのが先だったか、ガウリイが嬌声を上げるのが先だったか。
「やぁあぁぁ……っ……」
柔らかい刺激に慣れていた体は、急に与えられた鋭い刺激に対応ができず、嬌声を上げながら身を反らす。
爪を引っかけられた胸の突起が、それを強い快楽としてガウリイの脳に伝える。
頭を振るのを押さえつけ、啄むようなキスを落とせば、ヴァルガーヴの腕の中でおとなしくなるガウリイ。
「なあ、ガウリイ……」
耳に口をつけるように囁く。
「んぁあ…っ、やっ、ダメッ……」
身を捩り、もどかしさを訴えるガウリイ。
その体を拘束する。快楽から逃さないために。
「…なぁ……」
「………っ、……て…」
「ガウリイ、聞こえないぜ」
なぁ、俺に聴かせろよ、と囁けば帰ってきたのは熱い吐息と。
「……早く…、
挿れて……」
羞恥を十二分に含んだ言葉に、相好が崩れそうになるのを何とかこらえて。
「いいぜ…」と囁く。
先ほどよりも多めの液体を手に取ると、ヴァルガーヴは自分自身と、ガウリイのつぼみへと垂らして入り口の押し当てた。
「……、少し我慢しろよ」
ガウリイの足を抱え上げ入れやすいようにしてから、自分の猛ったもので入り口を刺激した。
「っん……、いいから…」
その言葉にヴァルガーヴは薄く笑ったあと、ゆっくりとガウリイの中へと押し進めた。
「あああっっ…!?。いやぁ、いったぁ……」
ものすごい圧迫感にガウリイは悲鳴をあげ、腰を引こうとするが、ヴァルガーヴがその腰をしっかりと掴まえていて動かすことさえ出来ない。
自分を暖かく包む感触に、無茶苦茶に突き上げたくなるのを何とか我慢をして、ゆっくりと前へと進める。
どんどん奥にまで入ってくる熱い異物感に、ガウリイは息をするのでさえ苦しくなってくる。
「ん……、ほら、全部入った……」
まるで労をねぎらうかのように、苦しそうに眉を寄せているガウリイの頭を優しく撫でる。
衝撃で萎えているガウリイを愛撫し勃ち上がらせてから、ゆっくりとガウリイの中に埋め込んだ自分自身を前後に動かした。
「やだぁ、いやぁ……。ひあぁ……」
顔をゆがませていたガウリイが、ヴァルガーヴが中のある一点に刺激を与えたとたん、苦痛が悦楽へと摩り替わりあえぎ声が漏れる。
「…はうっ!……、んあぁぁ……、あっ…」
「……ここがいいのか?」
ガウリイが反応した一点を激しく突き上げると、ガウリイは何度も頷いた。
その反応に応えるように、ヴァルガーヴは激しくガウリイを突き上げた続けた。
「も、……もう、だめぇ……!!」
激しく自分を組み敷くヴァルガーヴに、涙を浮かべながら訴えると、ヴァルガーヴはそのこぼれた涙を唇ですくって耳元に囁いた。
「…俺もだ……」
角度を変えて内部に与えられる衝撃と、優しく激しく自分の中心へと与えられる刺激に、ヴァルガーヴの手の中に白濁を放ってガウリイは達した。
それにあわせてきつく締まったガウリイの内部にヴァルガーブの自身を吐き出した。
ガウリイが目を開けると、隣にいるヴァルガーヴは何か書き物をしていた。
縛られていた腕はいつの間にか解かれていたが、縄でこすれた部分が赤く、ひりひりと痛かった。
「何してるんだ?」
その声でガウリイが目を開けたことに気づいたヴァルガーヴは、唇を寄せようとした。
それを制して、ヴァルガーヴの書きかけの物を取り上げる。そしてその内容を一瞥するとガウリイの肩が震えた。
「これは何だ?」
睨み付けているガウリイから視線を逸らしながら、しぶしぶ応える。
「レポート。リナが言ってた……」
「!!?」
その夜、ガウリイの説教が延々と続けられた。
end
楽しく書かせていただきました。
そして、
初々しいガウリイって難しい!!
普段私の書くガウリイは結構老成してますからねぇ……。
2011年4月17日改稿
前回は焦らしが足りない気がしたので、焦らしを足してみました。
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