チング−友へ−

 あまりにも正攻法すぎてダサくてクサい。でも感動するもんは仕方ない。
 日本人で一般市民の私には「スタンド・バイ・ミー」よりも身近で「仁義なき戦い」よりも分かりやすいコテコテの男同士の友情がここに描かれている。
 ドンス役のチャン・ドンゴンはかなりの美形だけど、それよりも何よりもジュンソク役のユ・オソン(写真左)の演技力というか存在感はスゴイ!若い衆に人の刺し方を教えるシーンの凄みは鳥肌モノだ。大の字になって立っているだけでピリリと画面に緊張感が走る。松田優作さんを思い出す。最近の日本の俳優さんにはいないタイプだなあ・・・。
 クライマックスのたばこが落ちるシーンもゾクッとするけど、高校生時代、ドンスがジュンソクの肩に手を置いたとき「殺すぞ」と凄むシーン。その後、一人になったドンスは鏡の前でジュンソクを真似てみる。なんてことない微笑ましいシーンなんだけど、後の二人の関係の展開を知るとこのシーンはかなり切ない。
 噂では関西弁の吹き替えがあるらしいけど、かなりイイかも・・・。
 
 イルマーレ

 全然R指定じゃないです。家族全員で見れる超純愛モノです。
 やっぱりメールよりもお手紙だよね〜。手書きの文字って温かみがあるもの。
 河合俊一似の男優が常にニタニタ笑ってるのはちょっといただけなかったけど、ストーリーにかなり無理があって雑な部分が目立つ(まるでかつての大林宣彦作品!)のは気になったけど、女優さんのピュアな透明感と映像の繊細な美しさで全て相殺されておつりがくる。 
 アラを探せばキリがないけど、終わった後、しばしサザナミに包まれているような余韻に浸れるので、まあ、騙されてあげましょう!







カ ル

 
これってもろ、韓国版「氷の微笑」。ただ、事件のカギをにぎってる女がシャロン・ストーンみたいなフェロモン振り撒き系じゃなくて松たか子似の清楚系だったのがよかったかな。怖さ倍増って感じで。 
 ちょっと謎解きが多すぎて、終わった後消化不良みたいなしこりが残ってしまうけど、なかなか質の良いサスペンスだと思う。「模倣犯」も思い切ってこれくらいグロいつくりならば、もっと面白かったかもね。
 
 韓国といえば、キムチに焼き肉!でも、最近は映画もいける。
 これってもろハリウッド映画のパクリだよな〜って思わせるような反則技を使ってるようなモノが多いけど、いい意味で韓国風にダサく味付けされていてとってもわかりやすい。

 直球勝負の熱いコリアン・ムービーの中から、今回は私が独断で選んだ3本を紹介します。