表面のみの彩られ輝く海
サブカルチャーに囚われた人々が
油の滑りにまみれた阿呆面を出して浮かんでいる
青空描く鳥達は 海中の暗闇を知っていた
海中、
いくつもの堕落の車輪が 盲目で錆び付いた巨大なネジの
螺旋状溝道(みち)を、
最初はゆっくり・・・・だがしだいに速度を速め
鈍い快楽と苦痛の音を引きずりながら海底へおちてゆく・・下へ・・・下へ・・・
回転は絶望に至るまで止まらない
車輪に巻き込まれ術を無くした偏狭で盲目な人々を
青空描く鳥たちは 笑う
幸福の途中 彼らは何にも囚われない!!
影すら追いつけないスピードで
全ての抵抗を避け 高く上り行く
やがて翼は 光と溶け 青い風になる
そよ風となった鳥は
ある時 楽園の甘い太陽の果実をなで 芳しい情緒の香となり
ある時 夜の天使の唇に触れ 月の優しいため息と星たちの歌声となる
青い風の終点 流れ込んだ恵みの風が集中し、光の雫が零れるその一点
生の夢は波紋する
枯葉を押しのけ 新芽たちが一斉に息吹く
その場所で 僕はめいいっぱい息を吸い込んでいる