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津上みゆき

「それぞれの場所、ひとつの空」

2017年10月22日(日)〜12月10日(日)
 
 

アートトーク&プレオープンパーティー開催(予約制)

10月21日(土)18:00〜21:00


*詳細はお問い合わせ下さい

 
 
 


view.kagoshimacity.sky.12:38pm.6Feb.2017
 
 
 
 * 過去4回(2009/11/13-15、2010/5/14-16、2016/11/25-27、2017/2/6)

 鹿児島でのスケッチから、2017年にキャンバスに制作した作品を中心に展示致します。
 
 
 
津上みゆき

1973年 東京都に生まれ大阪に育つ
1998年 京都造形大学大学院芸術研究科修了
2010年 MizuhoOshiroギャラリーにて個展開催
 
 
「それぞれの場所、ひとつの空」

 災害の痕跡、風化の爪痕は、予想以上に重く圧し掛かる。 泣いたり笑ったり腹を空かしたり、この大地の上で繰り返している事実を、当たり前の事として、私は日頃、忘れている。
自然は恐ろしい側面より、美しい光を多く見せてくれるから、日々恐怖せず、地に足を密着させて歩いて行ける。 自然というものは本当に得体が知れない。 例え音楽や美術が人間のことを語っても、その背後には必ず自然という器が影響し共鳴している。 屋外で絵筆と紙に見えている事を描きとめようとする端々で、雲間に光が射すように、時折そういう現実を知る。

 風景画は、そこに在る、存在する自然、自然現象、人工物も含む自然の状態のすべてを観察し、それらを平面に置き換え、色や線・形を配置し、そこから風景を連想させることで、初めて成立するトリッキーなものである。 画家が仕掛けた謎、重ねた筆跡を、あらゆる視線の交差、たどたどしい追跡によって、多重の層や、ひとつの像が結んだり離れたりする、眼の遊びともいえる。 絵画は視覚による知的な遊びであり、会話である。 私が見つめる風景は、人と風景の時間の長短の彩りが反映されてくる、つまりは、時そのものである。 私の風景画は日の人生の短さをユーモアに変換できる、いくつかのヒントになればいいと思う。

                                                 津上みゆき

                                              2017年8月10日


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