しょうご農園

和卵便り 105号

20159月1

826日未明、台風15号が九州北部を通過。宮崎直撃はないようなので油断していたら、猛烈な強風で小型ビニールハウスが全壊、杉の木が倒れて鶏舎運動場の金網を破壊しました。翌朝は澄みきった青空。暴風雨で弱い枝葉を吹き飛ばされた木々が凛と天に向かっています。試練を耐え抜いた姿にみなぎる力。そして木漏れ日が増えて、日陰の草木も生き生きしています。深い爪痕を残す台風は自然を清め、新たな生命力を与えているのです!


昆布にかぶりつき!

2回、コッコは昆布を食べています。高城町の「匠の茶屋、十兵衛」からいただく、うどん・そばの出汁に使った分厚い昆布。多様な海洋ミネラル成分が含まれているから、コッコはますます元気です。それにしても、コッコはいろんな健康食をたっぷり食べています。新鮮野菜に自家製の発酵食、さらにヤギミルク。仕事に追われてゆっくり食事もできない人々よりも、食生活は良いかもしれませんよ!



JICA研修員、今年は16名!

この夏もJICA研修員がやってきました。中南米の小規模農家を支援するため環境保全型農業を学ぶのが目的です。メキシコ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、キューバ、ドミニカ共和国、ペルー、ボリビア、パラグアイの12カ国から16名。政府・NGOの農業関係者です。我が農園では「有畜複合農業」について研修。「自然養鶏と有機栽培の組合せは、世界どこでも活用できる素晴らしい農法」と胸を張って説明し、陽気なラテン人と真剣な会話をたっぷり楽しみました。そして、和枝が作った昼食も大好評でした!



養鶏仲間の集まり!

恒例の自然養鶏仲間の集いを、川南町の近藤自然養鶏場で開催しました。近藤君は養鶏の先輩。今回は県内の5家族が参加し、個性的な養鶏の実際を見学して意見交換。一回り若い仲間の、精力的な経営姿勢に圧倒されました。そして、持ち寄った自慢料理と流しそうめんで楽しい昼食。こちらも、和枝が作った烏骨鶏卵のカステラに皆さん大喜びでした!



稲作2015年 その5 〜 出穂

813日、手取り除草が終了。コナギを探した2週間でした。そして814日もち米「イワトモチ」が、16日にうるち米「ヒノヒカリ」が出穂しました。稲の花が受粉する時は田の中を歩くことはできないので、除草はぎりぎりで間に合ったのです。また、畔の草刈りもこの時期はお休み。周りの草が無くなるとカメムシが田に沢山入ってきて、柔らかいモミの甘い汁を吸い、これが原因で米に黒い斑点がついてしまいます。無農薬・無化学肥料の米作りは6年目。だいぶコツはつかめてきましたよ!



恩人へ恩返し

埼玉の叔父が、四国のお遍路さんを回った後、我家に遊びに来てくれました。気持ちを込めたおもてなしで、わずかながらの恩返し。叔父には幼少の頃からとても世話になりました。今年70歳を迎える叔父は、11月に針きゅう専門学校を受験します。そして3年後に国家資格を取得し、田舎へ移住して開業を計画。新たな挑戦を続ける生き方に、勇気と刺激をいただいています。私も誰かに、そんな力を与えられるようになりたいですね!

 

 

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