しょうご農園

和卵便り 114号

20166月1

農園を流れる有水川にホタルが光っています。ゆっくり光るゲンジボタルに加え、今年は奥の林に、「森のホタル」と呼ばれるヒメボタルがいます。それは小刻みに光る黄金色。川岸の東屋でビールを飲みながら、眺める二種類の光の競演に、言葉を失います。川のせせらぎと虫の歌声、見上げれば宇宙の輝き。これ以上のぜいたくはありません。梅雨入り前の夜、ピヨの見回りのついでに、最高のステージを独占しています。

 


ガトの療養所!

1週間ぶりに帰ってきたガトは痩せて元気なく、よく見ると前足にけがをしています。和枝はやさしく傷薬を塗ってあげました。か弱い声で餌をねだり、食べたあとはひたすら睡眠。厳しい猫社会での戦いの後、農園でのんびりと療養。そして、体力を回復したら、また外出します。自由気ままなようで、猫もそれなりに大変です。



くつろぐサクラ!

鶏肉販売の後、空き家になった鶏舎はサクラのお気に入り。匂いのないサラサラの鶏糞に体をこすりつけ、程よく乾いた塊をおいしそうに食べています。大丈夫かと心配ですが、サクラにはご馳走のようです。鶏舎から鶏糞を搬出してから、高圧洗浄機で洗浄。そして、稲藁をカットして床に敷き詰めます。そこにまたサクラが登場。今度は藁をむしゃむしゃ。毎朝ミルクを提供してくれるサクラへのご褒美です。



新住人は青大将!

養鶏場に数匹のヘビ、青大将が住み着いています。親分のオスは2m。胴回りもかなりの太さです。先日、和枝が脱皮した抜け殻を2つ発見しました。長さは1.5m。頭から尻尾まで、見事な脱ぎっぷり。蛇が苦手な皆さん、ごめんなさい!青大将に毒はなく、ネズミを捕食します。もしかしたら、卵やヒヨコを狙うかもしれませんが、それでもネズミ除けにはありがたい住人です。


稲作2016 その2〜育苗

57日、えびの市の山内種苗店でポット苗の播種作業をしました。今年の目標は、1穴に3つの種を均等に発芽させること。でも、結果は60点。2割くらい株数が足りません。原因は、芽だし後の種もみの乾燥が不十分、そして、発芽前に土の水分が多すぎて酸欠になったようです。それでも、苗は去年より健康に成長しています。田植えは63日から始まります。それまで大事に育てますよ!



皆様へお願いです。和卵の保存は冷蔵庫で!

この時期の大切なお願いです。コッコが産む卵は有精卵なので、35度になると細胞分裂を始め、白身は水状になり黄身に血管が出来始めます。これからの暑い季節(6月〜9月)は、和卵を必ず冷蔵庫で保存し、生食の場合は直前に水洗いしてお召し上がりください。よろしくお願いいたします。

話は変わって、先月、NHK「ガッテン!」で卵特集がありました。驚いたのは、卵を適切に保存すれば1か月たっても生食でも大丈夫。さらに、食べ方によってはやや古い卵のほうがおいしいとのこと。卵は栄養満点の優れた保存食にもなるのです。しかし、万が一のため、和卵は2種間以内にお召し上がりくださいませ!!

 

 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved