しょうご農園

和卵便り 115号

20167月1

 今年の梅雨も、たっぷりすぎるほどの雨が降っています。濁流と化した小川。雷に怯え震える愛犬。どろんこ遊びのコッコ。田んぼでは足を得たオタマジャクシ。音量を増すカエルの合唱。獲物を追いかけるヘビや鳥。すごい勢いで成長する雑草を、雨に濡れながら刈り取ると、まとわりつくブヨをトンボたちが食べに来ます。すべての生き物へ恵みの雨。のどを潤し、汚れを流し、新たな命を育みます。でも、時に災いも運んでくるので、ご用心を!


小さいピヨを応援!

生後2か月、そろそろ止まり木で寝るようになったピヨたち。今回の群れは成長にばらつきがあり、小さな身体が目立ちます。羽に白色が多く、遺伝の関係でしょうか。元気に走り回るけど、食事の競争では大きなピヨに負けてしまい、さらに差が開きます。そこで、大きいピヨだけを正式な住居になるブリッサ鶏舎へ先に移し、小さい50羽を育雛舎に残しました。そして、サクラミルクとゆで卵を多めに与え、腹一杯に食事をさせています。どうか、全員が立派なコッコに成長しますように!



竹パウダーに期待!

先月から、発酵飼料に竹パウダーを混ぜています。高い生命力を持つ竹を粉状にしたもので、有用な微生物と栄養素を含み、土壌改良、消臭、家畜飼料などに利用されています。私たちも、コッコの健康向上のため取り入れることにしました。するとエサの発酵がスムーズになり、コッコの食い付きも上々。鶏舎の匂いも変わってきました。和卵の味も変わってきたかもしれません。皆さん、いかがでしょうか?



稲作2016 その3〜補植作業とサギ被害

田植えを終了しましたが、欠株や1本株が多数あって、補植作業で背中の筋肉が悲鳴を上げました。すべては自分の責任。来年こそは完璧な苗を作るぞと、温泉につかりながら、新たに決意を固めました。

それから、なんと、サギ被害にあいました。流行りのオレオレ詐欺ではありません。以前から近くに住み着いている1羽のアオサギが、餌を食べに田んぼに入り、せっかく植えた稲を踏み潰すのです。今年はその被害が特にひどい。仕方なく、毎日田んぼを歩き回って泥に埋まった稲を起こし、何度も補植。悩んだ末に田んぼの上に釣り糸を張りました。糸の長さは1.5q。サギへの嫌がらせ効果はいかほどか?稲の株がしっかりするまでは、心配が続きそうです。皆さんもサギ被害にはご注意を!?




引き続き、皆様へお願いです。暑い季節、和卵の保存は冷蔵庫で!

 

知っていた震災の訪れ

熊本地震による大勢の被災者にお見舞い申し上げます。

先月参加した防災セミナーの講師によると、今回の震災は予測されていて、被災地には防災マップが配られていた、とのこと。「熊本に地震が来るなんて、思いもしなかった!」、それは思い違いだったようです。

そして、私たちの地域の予測最大震度は6弱で横揺れ、タンスが倒れる規模。20年以内に建築された住居の全壊は無いようです。でも、油断は大敵。あくまでも「予測」ですから。これまでの災害の教訓をいかし、家族の命は自分が守る。避難所で行政ばかりを頼りにしてはいけません。皆さんも一緒に、備えあれば憂いなし!

 

 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved