しょうご農園

和卵便り 116号

20168月1

暑中お見舞い申し上げます。梅雨明けから猛暑続きですが、皆さん、熱中症には気を付けてくださいね。私たちは、たっぷりの昼寝と自給食材のご馳走で体力を維持しています。楽しみは夏野菜。連日のゴウヤ料理にはやや飽きてきましたが、まったく贅沢な毎日です。白モチトウモロコシが熟し始め、絶品の旬の味覚。そしてブルーベリーも豊作で、朝食の豆乳ヨーグルトと一緒に食べています。季節の恵みに感謝、感謝!

ピヨ、初めての密林へ!

だいぶ大人になったピヨは、止まり木で寝ることを覚えてもう一人前です。運動場の半分で栽培していたカボチャを収穫したので、仕切りネットを上げてピヨたちを入れました。初めて見る密林のような草むら。ピヨたちは慎重に手前から草を食べ始めました。そして残ったカボチャを発見し、競って突っつき始めます。ご馳走を食べながら元気に遊び、たくましく育っています!



サクラ、トンボに感謝?

暑さのせいか、11歳という年齢のせいか、最近サクラの動きはゆっくりで、日陰で座っている時間が増えています。涼しい早朝、珍しい光景が。草を食べるサクラの周りに赤トンボがたくさん飛んでいます。まとわりつくブヨを食べているのです。オッパイや目の周りを刺すブヨは、サクラの悩みの種。トンボのおかげで少しはストレスが減っているでしょう。いつもトンボが傍にいてくれたらいいのですが!



南米からお客様!

南米パラグアイからお客様が農園を視察にきました。青年海外協力隊OGの恭子ちゃんが企画した研修です。彼女は以前活動した同国の農村を発展させるため、なんと自力で資金を集めてリーダー格3人を日本へ招待し、研修を受けさせたのです。恭子ちゃんの熱い思いと行動力に頭が下がります。しょうご農園の有畜農業は、利益は少ないけど環境にやさしくて持続的です。私たちの作品が南米の小規模農家に役立ってほしいですね。

 



稲作2016 その4〜草取り

稲は生育中期に入り、ガッチリした姿になりました。この時期、雑草コナギを手で摘み取ります。今年は竹パウダー効果でコナギは少なく、草取り作業は随分と楽になりました。稲の列間をゆっくり歩き、多種類の草からコナギだけを見つけて根こそぎ取りコッコのご馳走に。農薬を使わない田んぼには益虫のヤゴ、カエル、クモ、トンボ、そして目に見えない無数の生き物がいっぱいです。まさに生物多様性博物館。田んぼの世界は美しくたくましいですよ!



投票率日本一

うれしいニュースです。宮崎の西米良村(有権者数1037人)が、先の参議院選挙投票率で日本一になりました。なんと91.13%。防災無線の活用効果によるらいしいのですが、深刻な高齢化の山間地で、よほどの思いがまとまらないと実現できない快挙です。全国平均は54.70%で、過去4番目の低さ。豊かさの陰で問題になっている、自分の国の未来への「無関心」。何かを変えるため、小さな山村から新しいヒントが生まれているのかもしれません。

 

 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved