しょうご農園

和卵便り 124号

20174月1

寒空続きと菜種梅雨。つぼみのまま足止めの花桃が、ようやく花を開き始めました。宮崎ではソメイヨシノの開花が例年より遅いとか。各地の名所桜まつりでは、実行委員会の皆さんのため息が聞こえてきそうです。こんな年もあるんですね。皆さんの花見のご予定はいつですか?


色違い家族!?

高齢で寂しくなっていた烏骨鶏の群れに仲間が増えました。直売所で買った有精卵を、優しそうなメスに抱かせたところ、2羽の雛が誕生。なんと黒い烏骨鶏です。白色お母さんが真っ黒のかわいい雛を、わが子のごとく、けなげに面倒見ています。白黒だけど彩り感じる親子の姿は愛らしく、心なごむ風景です!



菜の花風味の和卵!

 満開の菜の花。上品な香りと鮮やかな春色。せっせと蜜を集めるミツバチたち。晴天は少ないけど、春本番です。この菜の花、緑餌としては、茎が固くなっているので、株ごと細断して、コッコたちに毎朝あげています。大喜びのコッコは、花びらさえ残さずにきれいに食べきります。この季節の和卵は、菜の花風味。皆さん、どうぞご堪能下さい!



暗渠つくり

新田の土手から水が湧いていて、同じ場所がいつもぬかっています。そこで、地中に管をつないで、湧水を水路に排水することにしました。塩ビ管やトタンなどの使用済み資材を利用して、約40メートルの暗渠を設置。勾配に配慮して石を除去し、どうにか水が抜けていきました。1週間の工事。素人の土建屋、結構やるものです。これから高低差を補正して、田植えに向けて仕上げていきます!



米寿のお祝い!

養鶏を始めた頃からずっとお世話になっている恩人の木崎ご夫妻。餌材料の米ぬかと青米を分けてもらっています。先日、ご主人の照夫さんが米寿を迎え、祝いの宴に私たちも参加させていただきました。米の乾燥場を経営し、回転の速い頭と記憶力を持ち、生涯現役の生き様に元気をいただいています。ご夫婦仲よく、これからも元気でお過ごしください!



貧困とは・・・

 ニュースで、日本人の貧困が増えているとのこと。貧困には、衣食住に困るような極度な「絶対的貧困」と、その国の平均収入よりも低いため感じる「相対的貧困」があります。日本の話は後者です。それにしても、低収入でも自給自足で心豊かに生活すれば、貧しさは感じないはず。都会暮らしでスマホやグルメの流行に追われるなら、高収入でも満足できないかも。貧しさをバネに頑張る人、あるいは押し流されて自己否定する人。本人の気持ち次第でしょうが、その立場でないとわかりません。あまりに多様で複雑。ただただ、今の日本に生まれた幸せをお忘れなく!

 

 

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