しょうご農園

和卵便り 125号

20175月1

寒くて雨の多い春でしたが、連休に入り天気も回復。遅い足並みながら、草木は緑を増し、生き物たちも動き出しました。コッコの緑餌は、菜の花から野草になりましたので、和卵の風味の移り変わりを楽しんでください。そして私たちは山菜のイタドリを楽しんでいます。天ぷらで美味しいタラの芽は、最近、油物をたくさん食べられなくなり、今年は見送りました。旬の楽しみも、年齢とともに変わっていくようです。


春雛の到着

425日、春雛が福岡から無事到着しました。雌108羽、雄6羽。小さな段ボール箱に入れられての道中。生まれて2日くらいは、卵から持ってきた栄養がお腹にあるので、水も飲まなくても大丈夫。狭い部屋でみんな寄り添って体温を維持します。これからは、しょうご農園の仲間です。準備万端の育雛箱の中で、すくすくと成長してください!



我が家でピヨ誕生!

 道の駅で買った名古屋コーチンの有精卵を、小型孵卵器でふ化することに挑戦しました。すると21日目、殻にひびが入った卵から鳴き声が聞こえます。そして、自力で卵を中から押し割り、この世に誕生。濡れた羽で痩せっぽっちな命が、一生懸命にその身を整えていきます。養鶏を始めて11年、初めて観察する感動の瞬間でした。



もちトウモロコシ、鳥害で全滅!

もちトウモロコシは低温で成長遅く、その後には野鳩が株ごと引き抜いて全滅してしまいました。ここ数年で、野鳩は春のご馳走を学習したようです。例年より1か月も遅くなりますが、もう一度耕運して種をまくことにしました。被覆資材のパオパオを使い、完璧に鳥害から守ります。しかし今度は、晴天続きで水分不足。思うようにはいきません!



稲作2017 その1 〜新田!

今年は3枚の田んぼが加わります。土手の傾斜を緩やかにし、作業道を広げ、畔を高く広くして、水の出入り口を作り、そして仕上げに電気柵を設置しました。開拓した先人の思いが詰まった田んぼに、新たな命を吹き込んだようです。枯れることない湧水が流れ込む田んぼで、きっと美味しいお米ができるはず。まずは苗床つくりを開始。稲作担当、佐々木正吾、気合が入ります!



 

恩返し

 鶏肉販売の時期は、2週間ほど産卵数が増加するので、恩人の方々へ和卵を贈ります。そのお一人は、中学3年生の時の担任の先生。いただいたお礼の電話の声は40年前と変わりません。時を超えた懐かしさに、今の自分がある有難さを思い返します。和卵のおかげでできる恩返し。心から喜びをかわし合い、幸せな気持ちになりました。

 

 

 

 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved