しょうご農園

和卵便り 128号

20178月1

 

猛暑の毎日、皆様、熱中症対策は大丈夫ですか?昼から2時ころの外出は要注意。私たちは朝6時から正午まで大汗で働いた後、シャワーを浴びてから昼食。定番の目玉焼き(3個)どんぶり、ごはん大盛り。食後はぐっすり昼寝をし、暑くて目覚めると午後2時。それから気合を入れて酷暑の中へ出発。午後6時まで再び大汗をかき、いったい一日何リットルの汗が出るのやら。いくら食べても体重が増えないわけです。


暑さに負けず!

コッコたちには、つらい季節です。羽毛の上着を脱げないので、桑の木陰に集まり、腕をあげて脇の下を冷やし、口を開けて荒い呼吸をしています。さすがに食欲は落ちて、産卵数も減少。そして、水をたくさん飲むので、卵は少し水っぽくなっています。夏の和卵はすっきり味。暑さを耐え忍ぶコッコの苦労を、どうか理解してください!



スイカが豊作!

この夏は、スイカが豊作です。敷き藁で草を抑え、トンネルを作って雨を防ぎ、自然任せの受粉で、甘くておいしい大玉スイカに成長。大汗の毎日、水分不足の体には最高のご馳走です。昔、アフリカの乾燥地域で、スイカは「砂漠の水がめ」として、飲料や生活水に使われていたとか。水代わりにスイカを食べる。これぞ百姓の醍醐味です。トマトやキュウリもおいしいですよ!



記念写真

7月中旬、大学時代の仲間と北海道に行ってきました。帯広は37度の猛暑でしたが、翌日の北見は豪雨で冷え込み14度。極端な天候も旅の思い出に。そして、移動中に立ち寄った足寄町で、松山千春と記念写真を撮影しました。でも、生の本人じゃなくて、等身大のパネル写真。ちょっと寂しいけど、気分は最高。頭の感じが涼しげで、親近感を覚えました!



稲作2017 その4〜コナギ、手取り除草

午後3時、近くで雷が響き、雨が降り始めました。田んぼの真ん中で、手取り除草の作業中。途中でやめると、どこまで草を取ったかわからなくなるので、そのまま続行。弱い雨に濡れても寒くないし、雨音の伴奏も悪くない。腰高の稲を優しくかき分け、コナギを根こそぎ取りながら、ゆっくり歩きます。石を踏んだかと思ったら、それは大きな石亀でした。全身ずぶ濡れ姿に、笑顔がこぼれます!



 アニマル・ウェルフェア(動物福祉)

テレビで初めてこの言葉を聞きました。「快適性に配慮した家畜の飼養管理」。3年後の東京オリンピックで提供する食材基準に、国際的なこの規定が取り込まれます。ようするに、家畜をストレスの少ない環境で健康に育てよう、という考えで、例えば、くちばしを切られ、狭いゲージで卵を産み続ける、かわいそうな鶏を救済するもの。これは、まさしく自然養鶏。ようやく、当たり前の家畜管理が注目されるかも。先は長いけど、ともかく、一歩前進!

 

 

 

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