しょうご農園

和卵便り 132号

201712月1

年末ジャンボ宝くじの発売開始。1等7億円が当たる確率は2000万分の一。まずありえないけど、ありえるかもしれない夢物語。当ったら何に使おう、残りの人生は変わるだろうな・・・そんな妄想を楽しむための300円。とにもかくにも、今年は残り1か月。寒さにめげないで元気よく。まさかの一発逆転よりも穏やかな日々を大切にしたいです。


旬の和卵!

寒さ増す季節に、コッコたちは絶好調です。食欲旺盛、産卵率も90%以上。冬のご馳走、新鮮な菜の花の葉っぱをたらふく食べて、すこぶる元気。和卵の味は季節で違いますが、思うに、一番の旬は冬。味は濃く深く優しく。炊き立ての新米ご飯と生卵を食べると、この上ない幸せを感じます。元気の素を産んでくれるコッコに、あらためて感謝です!





冬越え食糧

我が家の食糧備蓄は万全です。穀類は米とそば。保管庫にカボチャ、サツマイモ、長芋、落花生。土の中にはジャガイモ、サトイモ、ニンジン、大根。菜園にはキャベツ、ブロッコリー、白菜、ネギ、タマネギ、ホウレンソウ。そして毎日コッコが産んでくれる和卵。自給農産物のおかげで長い冬に飢えの心配はありません。質素に心豊かに、百姓万歳!




鹿、大接近!

夜、家の菜園に鹿が侵入。冬野菜を食害し、菜園担当の和枝は激怒。ピンセットで虫取りして育てた白菜やキャベツ、ブロッコリーが無残な姿に。鹿は柔らかい若葉を食べて、さぞかし美味しかったでしょう。急遽、侵入路を塞ぐためネットを張り、愛犬クロの寝床を菜園近くに移動しました。翌朝、鹿の食害はなく、一安心。みんな生きるのに必死です!



田んぼへお礼

田んぼへコッコの鶏糞をあげました。沢山のお米を与えてくれたお礼として。来年も稲を健康に育ててくれるようにと、願いを込めて。この鶏糞は農園の宝物。コッコの糞は、餌に入っている発酵微生物とミネラル、竹パウダー由来の珪酸などを含んでいます。そして鶏舎の床で稲わらと混ざり、1年半の熟成。これからは土中で分解と合成を繰り返し、土の命を支え活力を高めていきます。



「遺憾」の意味

 「大変申し訳なく、遺憾に思います」。続く企業の不正問題での謝罪の一句。政治や外交ニュースでもよく耳にする「遺憾」。どんな意味か知らなかったので調べると、「遺憾の意を示す」ということは「残念である」という意味であり、謝罪を意味する言葉ではない、とのこと。日本独特の曖昧な表現で意味不明と国際外交で話題になったこともあったとか。わかりづらく責任逃れを感じさせる言葉は不快な響きを持っています。すべての会話に、心地よい音があふれるといいですね。

 

 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved