しょうご農園

和卵便り 137号

20185月1

春の花々を飛び交うクロアゲハ。道端を散歩するマムシ。沢水に満ちた田んぼのゆれる水面。秘密の場所にアマドコロの群生。実ったサクランボは鳥に食べられ今年も味見はお預け。そして、半年ぶりの力仕事で体は痛み蘇る筋肉。いよいよ百姓にとって本番の季節。世間は大型連休ですね。皆さんはどうのようにお過ごしですか?


大事件で代打にマース!?

1歳の群れがイタチに襲われて、雌10羽と雄1羽が犠牲になりました。1羽は首から上を食われ、その他は首を噛まれ血を吸われました。夜間もドアを開けていたのが原因。深く反省です。そして卵不足にならないように、養鶏仲間の義明君から「マース」という成鶏10羽を譲ってもらいました。外見はもみじとほとんど同じで性格はおおらか。これから6か月間、和卵にはマースの卵が少々混じりますので、どうかご理解ください。卵の違いに気づいた方はご一報を!




春雛

4月17日、もみじの雛が福岡県の後藤孵卵場から到着。11羽もおまけ付きで雌115羽と雄6羽。すこぶる元気に動き回っています。そして、先月号で紹介した愛鶏家の貴史君にいただいた卵から生まれたアローカナの雛7羽が、一緒に育っています。羽の色は黒色系。親の組み合わせが違うので、みんな個性的です。幼いピヨたちには姿の違いは関係ないようで、仲良く暮らしています!





野菜つくり

  野菜の種蒔きと苗の定植をしています。家の菜園では和枝が、葉物、ミニトマト、パプリカや白ナス、そしてパッションフルーツなどなど、多種類を栽培。私は少し広い畑に、サトイモ、ジャガイモ、落花生、もちトウモロコシなどを主に担当します。重複しないよう事前打ち合わせも万全。無農薬でコッコの鶏糞を肥やしに、健康で活力ある野菜をつくります!



りんりん食堂に感動

三股町光明寺で毎月第1・第3土曜日に開催されるこども食堂、その名は「りんりん食堂」。コッコの鶏肉と和卵を使っていただくことになり、47日、友人と参加しました。笑顔に迎えられ優しい味の昼食。子供を囲んで、幼児からお年寄りが集う憩いの場は、最近珍しい、当たり前の風景でした。この活動を始めたスタッフの皆さん、ご住職の和久さん、そして栄養士の範子さんの気持ちに感動です。しょうご農園の食材でこどもの命がもっと元気になりますように!



良薬の適量

 毎晩の楽しみは日本酒の熱燗。鳥取県の「日置桜 生もと玉栄純米」と「辨天娘 山廃玉栄純米」。小さな酒造場が、農家がつくった酒米を別々の樽を使い、手間のかかる昔の方法で発酵熟成しています。これらのお酒は体と心を癒す薬だから真剣にいただきます。そして大切なのは適量。平日の夕食後、ほろ酔いで机仕事を済ませて読書をして、熟睡できる酒量は120cc。あともうちょっと、と思うけど、ぐっと我慢。なにごとも足りないくらいでちょうどよいのです!

 

 

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