しょうご農園

和卵便り 138号

20186月1

田んぼに水を張ると、たくさんの生き物が集まってきます。トンボ、カエル、オタマジャクシ、ヤモリ、ゲンゴロウ、小魚、アメンボ、タニシ。いろんな水草は芽生え、藻が発生して酸素を生産し、目に見えない生き物が共存し始めます。そして石亀、青大将、シロサギやアオサギなどの大きな生き物が、小さな命を食べに田んぼにやってきます。生命の誕生から終わりまでの繰り返しと繋がりを感じながら、私たちの命のため、お米作りを始めています。


特大卵、雛は孵らず

春先に若いコッコが産む特大卵。黄身が二つ入っているので、二黄卵とか双子卵と呼びます。双子卵からは双子の雛が孵るのだろうか? 以前から興味があったので、試しに7個の卵を孵卵器に入れてみました。結果は、残念。一つも孵化しませんでした。調べてみると、卵の中で栄養が足りず成長できないとか。双子ピヨはあきらめて、ありがたく、おいしくいただきましょう!





これが最後の新しい機械

1ヘクタールを超える農場の草刈りは大変な作業。傾斜地でも使えるスパイダーモアを使っているけど、広い面積では負担が大きく故障が多いのです。そこで平地専用の「ハンマーナイフモア」を購入しました。使ってみると、早くきれいに除草し、よく働きます。毎年、「これが最後」と言って、農業機械を購入してきました。今度こそ、これが最後と思うのですが、どうなることやら。身体に無理なく農業を続けるには、少し悔しいけど、機械は欠かせません。




梅干

  和枝が梅干を作りました。我が家の梅の木は実が小さいので、ご近所さんから大きな実を7キロいただきました。そして、鹿児島県甑島で有馬さんが手作りしている天然塩を使って、漬け込みました。我が家では朝食に和卵お粥と梅干を毎日食べています。保存食である梅干しは、大切な元気の源。今年もおいしい梅干しができますように!



稲作2018 その1〜田植えの準備

いよいよお米作りが始まります。苗床ではがっしりと健康な苗が成長し、出来栄えはこれまでで最高。田んぼには1か月前に水を入れて雑草を発芽させ、田植えの3日前に代かきをして泥に練りこみます。畔草を刈り、モグラの穴をふさぎました。ポット苗用の田植え機の整備も完璧。梅雨入りしたので水不足の心配もありません。準備万端、65日から田植えを開始します。



 

皆様へお願いです。和卵の保存は冷蔵庫で!

毎年、この時期の大切なお願いです。コッコが産む卵は有精卵なので、35度になると細胞分裂を始め、白身は水状になり黄身に血管が出来始めます。これからの暑い季節(6月〜9月)は、和卵を必ず冷蔵庫で保存し、生食の場合は直前に水洗いしてから、お召し上がりください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

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