しょうご農園

和卵便り 141号

20189月1

猛暑と台風でつらかった夏から、しっとり憂いある秋へ。あやしく美しい月と虫の声に、眠気は強まります。朝はひんやりして、枯れてきた朝顔は寂しそう。朝夕の涼しさでコッコの産卵はすこし回復してきました。卵不足を理解くださり感謝です。そして、天に向かって伸びた稲穂は、日ごとに頭を下げています。秋の風景に見とれつつ、収穫作業に備えて、気持ちと体を整えています。


うれしいお客様

昨年5月に農園を見学した若いご夫婦、ともひろくんとひろみちゃんが、遊びに来ました。鹿児島の湧水町で、餌材料にこだわって、養鶏を始めているとのこと。私たちとの出会いが刺激になって、決心を固めたと語ってくれました。次世代へバトンを一つ、渡せた気がします。若い仲間の活躍で、当たり前の卵がもっと消費者へ届くことを願います。



研修講義を茨城県で

夏恒例の楽しみ、ラテンアメリカ研修員の農園訪問は、JICAの予算不足から中止になりました。その代わり、私が茨城県つくばのJICA研修所に行って、講義をしてきました。研修員は10名、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、コロンビア、パナマ、ホンジュラス、エルサルバドル、メキシコ、ドミニカ共和国、キューバ。講義では中米での経験を紹介し、しょうご農園の有畜農業について説明しました。彼らはとても熱心で質問もたくさんあり、私も大興奮の一日になりました!



子供たちの輝き

三股町にある放課後等デイサービス「あさひがおか」の子供18名が、遊びに来ました。彼らは集団行動になじめない心と体を持っていて、学校では障害があるとされています。でも、田んぼの虫に目を輝かせ、コッコに触れて喜び、広い草原で夢中に走り回る姿は、元気な子供そのものでした。みんなと一味違う素晴らしさを持っている彼らには、彼らにあった環境が必要なのです。私達が作り上げた空間と山間の自然が、彼らの輝きを引き出す憩いになれたのは、この上ない喜びです。今度は和卵ご飯で美味しさの感動を教えてあげたいです!



鶏肉販売のお知らせ

毎度ありがとうございます。今回は純粋国産鶏「もみじ」100羽がお肉になってくれます。生後1年6ヶ月、安全な餌を食べてたっぷり運動した、「幸せな鶏」のお肉です。大切な方への贈り物としてもご利用ください。

·           お届けと発送は10月中旬を予定しています。

·           加工は「部位別」(各種調理用)、「ぶつ切り」(煮込用)、「中抜き」(丸焼き・蒸し焼き用)の3タイプです。

·           1羽分の料金は、「部位別」と「ぶつ切り」は2200円、「中抜き」は2000円です。

ご注文を希望の方は、電話、Eメールで、ご連絡ください。

よろしくお願いいたします。

 

 

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