しょうご農園

和卵便り 146号

20192月1

南国宮崎、晴天が続く暖かな冬です。寒波の中の北国と日本海側の皆さんには申し訳ないくらいです。少雨で川の水は乏しく、荒く起こした田んぼの土もよく乾いています。適度な寒さにコッコは絶好調。和卵の風味はさわやか濃厚。そして冬のおやつの定番は、薪ストーブで蒸したサツマイモと炒った落花生。猟師さんに頂いた猪と鹿肉の煮込みも季節の恵み。ゆっくり、ゆったり、のどかに、冬を楽しむ毎日です。


巨木の選択

昨年の台風で川横のカシの木が倒れました。胴回り2m高さ20mの大木。根こそぎ倒れずに枝別れしている幹のあたりで裂けて折れました。傷跡は痛々しいけど、根は残っています。あまりに成長しすぎた木は絶体絶命の危機に瀕し、大量の枝葉を捨て再生の可能性をもつ根を守るという、究極の選択をしたのだと感じました。厳しい自然の摂理で、すべての命は育まれているのです。




薪集め

先に書いた倒れた巨木の枝を薪にしました。自然の恵みを無駄にしてはいけません。1本の巨木から1年分の燃料を獲得。太い幹は薪割できないから断念し、勿体ないけど山に返します。整理した枝を束ねてユンボで運び、軽トラの上にぶら下げてチェーンソで40pに切ります。これは習得した山の「技」。そして薪小屋に運んで積み上げて乾燥。これで3年後の冬の暖を確保できました!




菜の花は早咲き

暖冬で菜の花が開花。例年は3月初旬なのに。菜の花はコッコの冬の緑餌。塔が立って葉っぱの成長が止まると、食べられる部分が少なくなります。今年は栽培面積を広くしたし、電気柵とネットで鹿の食害もないので、4月まで何とかもつと思うのですが・・。予測できない自然の中で暮らすには、備えあれば憂いなし。山暮らし14年目、どうにか身についてきました。



お客様

20年前ドミニカ共和国でご縁のあった高橋さん一家が遊びに来てくれました。幼かった娘さんは今やキャビンアテンダント。奥様はホンジュラスの農民から有機珈琲を直接輸入して販売を開始。ご主人は国際協力の第一線で活躍中。そんな魅力一杯の家族へのおもてなしランチは野菜と雄鶏スープ、温泉卵ご飯と蕎麦粉ケーキで、自給率、ほぼ100%。満腹の後は農園散策とコッコとのふれあいで心に静養。私達の暮らしぶりに共感し、一日を楽しんでくれたようです!

ホンジュラスの美味しいコーヒーを飲みたい方は、「プンタルト」にお問い合わせください。048-688-1440
ホームページは、https://www.puntalto.com/



Eメールアドレスを変更

Eメールを使われている方にお知らせです。先月農園のアドレスを変更しました。以前のアドレスが危険リストに入り、複数の知人に届かない状況になっていました。知らぬうちに誰かの手で悪用されていたようで、肌寒い思いです。便利なインターネットは日常生活で当たり前になり、その危険性を甘く見ていました。知らなかったでは済まされません。複雑で危ない現代に、私たちは生きているのです。

 

 

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