しょうご農園

和卵便り 148号

20194月1

我が家の花桃は今年も素晴らしい花を咲かせ、桜とちがう艶やかな彩りは、岩屋野集落の名所になりそうな。そして川には石亀、水面にはカワセミの高速飛行、寒そうだった落葉樹は若葉を芽吹かせ、冬を飾った照葉樹は葉を落として衣替え。イタドリの新芽に空腹を覚え、澄み渡る山間の空には飛行機雲が西へ延びます。いよいよ高まる命の息吹に、胸は躍ります。


親子の愛

先月紹介した烏骨鶏親子の、ほのぼのと暮らす姿に癒される毎日です。餌を見つけた母親は「クォックォー」と優しく子を呼び、わずかでも危険を感じたら身を盾にして子を守ります。本能は美しい。雛が独り立ちするまで、お母さんコッコから大切なことを学んでいます!




胡麻で元気倍増

こちらも先月紹介した胡麻のお話し。選別機で除外された胡麻と炒りすぎた胡麻はコッコに大好評。夜間の獣害防止のため、5時頃にコッコたちを小屋に入れるため、胡麻を利用します。いつもは小屋に入りたがらないコッコも、胡麻のおいしさにはかないません。白胡麻、黒胡麻そして金胡麻。優れた栄養価を持つ胡麻で、コッコはますます健康になっています。三股町のしも農園に感謝です!





田んぼにレンゲ

柵で囲った田んぼはレンゲのお花畑です。去年9月、土作りに、緑肥レンゲを播種しました。レンゲの花の蜜を吸いに猿がやって来るので、金網柵の上に電気柵を設置した2枚の田んぼだけに栽培しています。電気柵は冬に点検・修繕したので備えは万全。日本ミツバチが蜜を集めるのどかな風景。これからモアでレンゲを粉砕してトラクターですきこみます。田植の準備の始まりです。



旧友、弓友

2770名が参加した第32回都城弓まつり。国内最大規模の弓道大会に、スタッフ兼選手で初出場しました。的中結果はさんざんでしたが、貴重な経験になりました。そして、大学時代の後輩2名と再会し、楽しい夕食。35年ぶりに、まさか彼らと弓の話で盛り上がるなんて、人生は面白い。いつか3人でチームを組んで弓まつりに参加できたらなんて、夢は広がります!




会者定離(えしゃじょうり)

 この世で出会った者は、必ず別れ別れになる運命にあるという、この世の無常を説いた諺。いろんな花が咲いて散るこの季節は、会者定離に思いを寄せます。卒業、転勤、定年退職、移住、あるいは昇天。出会いに感謝しつつ、別離までの日々を悔い無くすごし、できることならば、潔く美しい「離れ」を成し遂げたいと、心から願います。

 

 

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