しょうご農園

和卵便り 151号

令和元年7月1

6月中旬まで空梅雨で田んぼは干上がり、エンジンポンプで水を揚げていました。先週発生した令和初の台風の通過から、恵みの雨が舞い下り、やっと梅雨らしい天気に。雨の中、合羽を着て田んぼの草取り作業で、下着は汗でぐちょぐちょ。それでも潤う大地の喜びを感じ、遠くで響く雷さえ、雨の歌の合いの手に聞えます。 


優しいコッコを救いたい!

毎年この時期から増える就巣鶏。今年もすでに15羽を隔離して養生しています。優しい性格でいじめられっ子のコッコは、私たちが小屋に入ると助けを求めて寄ってきます。食事時間は、一段高い場所に餌を置いて、ゆっくり食べられるようにしています。少しでも体力をつけて、群れで生き抜けるよう願うけど、あんまり痩せてきたら、平和な烏骨鶏小屋に避難させます。




懐かしい味、赤ビート

和枝が栽培した赤ビートが豊作です。まだ知名度は低いけど、テーブルビートとも呼ばれ、栄養満点で美味しい野菜。我家ではジャガイモや茹で卵と混ぜてサラダにして食べます。以前中米で生活していた頃によく食べた懐かしい味。初めて赤ビートを食べた翌朝、トイレで赤いオシッコを見て仰天したことを思い出します。種は市販されているので、皆さんも栽培してみてください!




猿、サツマイモを食害

雨の朝、サツマイモ畑が荒らされていました。金網柵の上に電気柵とネットで囲った畑に、猿が侵入したようです。おそらくオス1頭のはぐれ猿。全ての株を引き抜いて、鉛筆ぐらいのサツマイモを食べてしまいました。せっかくここまで育てたのに。精神的打撃は大きいけど、かすかな望みをこめて、傷んだ根と茎を埋め戻しました。冬の貴重な食糧を確保するため、猿対策に頭を痛めます。


乗用の田植機登場

まだまだ大丈夫、と思いたいけど、年々衰える体力。一つの体をできるだけ長持ちさせるため、きつい作業を減らすのが近年の課題です。そして今年は乗用式の田植機(みのるポット成苗田植機RS04)を購入しました。これまでの歩行式と比べると断然らくちんで作業時間は半減。出費は痛いけど、稲作をあと20年続けるための、勇気ある決断でした!



皆様へお願いです。和卵の保存は冷蔵庫で!

毎年、この時期の大切なお願いです。コッコが産む卵は有精卵なので、35度になると細胞分裂を始め、白身は水状になり黄身に血管が出来始めます。これからの暑い季節は、和卵を必ず冷蔵庫で保存し、生食の場合は直前に水洗いしてから、お召し上がりください。よろしくお願いいたします。

 

 

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