しょうご農園

和卵便り 154号

201910月1

厳しかった夏は終わりましたが、まだ台風の季節は続き、天気予報を見て不安の日々を過ごしています。大雨や台風で被害を受けた皆様へお見舞い申し上げます。とてつもない自然の力の前に、便利な生活の脆さと便利さに慣れてしまった私たちの弱さを痛感します。

農園は不作の秋。獣害でサツマイモは全滅、落花生も収穫はわずか。夏からの体調不良で、蕎麦、ジャガイモの植え付けを断念。冬の食糧はすこし乏しくなります。自然任せで身体が頼りの百姓生活。うまくいかないときもあります。流れを変えるすべを、静かに考えましょう。でも悪いことばかりではなく、先週届いた秋雛はすこぶる元気で、若いコッコも美味しい和卵を産み始めています。あたりまえに思えてしまうコッコの働きに、あらためて感謝の気持ちを抱きます。


猪の子供の恐ろしさ

先月からつづく猪被害で田んぼ一枚がほぼ壊滅。稲作9年目でこれだけの被害は初めてです。犯人は子供ウリ坊のようで米を食べることなく遊びで株を左右交互に倒します。金網のわずかな隙間から強引に侵入し、小さな体のどこにあれほどの力があるのでしょうか。穴補修の後、柵の地際に獣除けネットを敷き、どうにか被害は止まりました。こうなったら真剣勝負。猪を減らすため囲い罠の設置を考え始めています。



ドライブレコーダーを搭載

危険運転による事故が増えています。和卵を配達する和枝にとって、自動車の運転は緊張の連続です。そこで先日、ドライブレコーダーを搭載しました。自動車の進行方向と後方をすべて録画してくれます。あおり運転やスマートホンを使用しながら運転する相手の事故に備えるものです。自分の身は自分で守らねばいけません。皆さんも交通事故には気を付けて、そして安全運転を!



新米は完売しました

稲刈りは始まったばかりですが、今年の新米は完売しました。ありがたいことに、多数の先行予約をいただきました。新米注文を予定している皆様には大変申し訳ありません。また、予約されたお客様にお願いですが、獣害と台風により収量が少なくなる見込みで、お米が足りない場合は、販売量を減らしていただくことになりますので、ご理解の程、宜しくお願い致します。。



お知らせ

和卵便りは季節発行に

 農園の様子を紹介している「和卵便り」は2007年1月に始まり、12年と8か月、なんと154号となります。これまで、つたない文章を皆様に読んでいただき、心から感謝しています。継続は力なり、ですが、最近息切れがしてきました。皆様の支えで成長してきた農園は安定期に入っています。そのため、新しい話題が以前より少なく、お便りを書くのが大変になってきたのです。

そこで、和卵便りの毎月発行を終了させていただきます。そして今後は、年に4回、春夏秋冬に発行することとしました。毎月楽しみにしていただいている皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。これからは、季節のお便りを、すこし気長に待っていてください。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

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