しょうご農園

和卵便り 156号

令和2年春号   20204月5

やけに暖かかった冬が終わり、待ちに待った春。皆様、いかがお過ごしでしょうか?こちら、農園の仲間はみんな元気です。山桜の花吹雪、日ごとに増える緑。この山間地はうきうきする季節を迎えています。

でも世の中は、新型コロナウイルスの蔓延でひやひやの状況。皆様の生活にも影響が出ていると思います。宮崎県では比較的感染は少ないですが、これからどうなるか、いつになれば落ち着くのか、予測できません。皆様が活力一杯の和卵を食べて免疫力を高め、ウイルスに負けないくらい健康でいることを願います。そのためにも、コッコが元気に幸せで暮らせるよう、私たちは頑張っています!


コッコは絶好調

春のご馳走、菜の花をたらふく食べ、コッコはますます元気で産卵も絶好調。でも、6か月の若い群れの10羽は、床で産卵する癖をつけてしまい、汚れ卵が毎日数個出ます。これは販売用にならないので自家用に。そのおかげで、私たちはたくさんの和卵を食べて、すこぶる健康です。食べる直前に水洗いすれば、これも立派な和卵。すべて残らず無駄にせず、ありがたい命をつなげています。



春の野良仕事

だんだん農作業で忙しくなってきました。植え付け準備で、田畑をトラクターで耕運しています。畑に植えるのは、まずはジャガイモ、サトイモ、サツマイモ、落花生。田んぼは6月の田植えまで、ゆっくりと浅く土を整えていきます。耕運すると、定住しているカラスがやってきて掘り起こされたミミズや虫を食べています。そして、もうすぐ草刈りも始まります。無理せず楽しく、百姓生活に万歳!



モモちゃん、登場

我家の新しい家族を紹介します。その名はモモちゃん。寒さ厳しいころ、農園に迷い込んできた子猫。いったいどこからやって来たのか、ひどくやせたちいさな身体で「ミャーミャー」と助けを求めていました。病院で治療してどうにか命拾い。回復のため、暖かい家の中で飼うことになり、私達には初めての経験です。今ではすっかり健康。元気すぎていたずらも多いけど、愛嬌を振りまいて私たちを癒してくれます。



ウイルス

 ウイルスは生き物か?といった議論があるほど、ウイルスには不思議な点が多く、いろんな種類がいます。病気などを引き起こす悪玉の印象が強いけど、生物の進化に貢献し、私たちの健康に役立つ善玉もいて、ある意味、ウイルス無しでは人類は繁栄しなかったのです。この世に大いなる力が存在するならば、聞きたいことがあります。現在猛威を振るう「新型コロナウイルス」が私たちに与えている難局は必要な試練なのでしょうか?進み過ぎたグローバル化。人口密集の脆さ。情報に揺れる大衆心理。人命か経済かの選択。そして、一時的とはいえ、減少する温室効果ガス。いろいろなことを考えてしまいます。そして一時も早く、このウイルス感染被害が治まることを祈ります。

 

 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved