しょうご農園

和卵便り 157号

2020年8月 令和2年夏号

暑中お見舞い申し上げます。

例年より2週間遅れて梅雨は明け、やっと、やっと、雨が終わったと思ったら、連日の猛暑。涼しい午前中でも強烈な日差しに大量の汗。身の危険を感じつつ、休み休みの作業をしています。皆様も、くれぐれもご自愛ください。

新型コロナウイルス問題は終息せず、日本のみならず世界は混乱しています。宮崎県でも感染者が急増中で、皆様の生活に影響が出ていると思います。人の移動が大きくなれば、当然、ウイルス感染は広がります。精神的にも、経済的にも、じっとしているのは限度があり、ほんとうに厄介な問題です。



コッコの住み分け

猛暑の中、羽毛の服を脱げないコッコは、どうにか頑張って和卵を産んでくれています。今年は、抱卵する就巣鶏が多発し、なんと30羽。鶏冠が小さくなり、いじめられるので、烏骨鶏小屋と育雛舎に隔離しています。少数で生活すると落ち着いて餌を食べて体力は回復します。やがて産卵を始めますが、群れに帰すといじめられて元通りに。厳しい鶏の世界は、人間社会と似ていますね。





田んぼに見とれる朝

昨年は過労で体調を崩したので、今年は稲作面積を3割減らしました。おかげで田んぼ管理は順調です。過ぎたるは猶及ばざるが如し。心と体に余裕を持つことが肝心です。さらに、水田雑草のコナギが少なく、除草作業がとても楽でした。稲は、豊かな水に守られ、力強い茎と葉を広げ、太陽の力を吸収しています。朝露光る田んぼの美しさに見とれる毎日です。




新しい家族、アオちゃん、

6月中旬、猫が養鶏場にやってきて居座りました。我が家のモモちゃんに姿が似ています。よく観察すると、毛並みと色、そして鳴き声と性格から、間違いなく、モモちゃんの兄か弟です。そして、和枝が「アオ」と命名。奇遇にも、時期をずらして、兄弟で私たちの家族になりました。自宅と農園で離れて暮らしているので、お互いは知らないのですが・・・ それにしても、優しい雄猫です。私たちに心を許してくれる新しい家族は、天からの恵みです。



皆様へお願いです。和卵の保存は冷蔵庫で!

毎年、この時期の大切なお願いです。コッコが産む卵は有精卵なので、35度になると細胞分裂を始め、白身は水状になり黄身に血管が出来始めます。暑い季節は、和卵を必ず冷蔵庫で保存し、生食の場合は直前に水洗いしてから、お召し上がりください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

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