しょうご農園

和卵便り 158号令和2年秋号

令和211月15

暦の上では立冬になりました。忙しい日が続き遅くなりましたが、秋号を発行します。もう一年を振り返る時期ですね。新型コロナウイルスで激動の年になっています。しかしここ山間では、変わらない季節の流れと、私たちの暮らしがあります。ゆっくり、むりなく、こぢんまりと続く毎日は、かけがえのないものだと、あらためて感じています。それは、皆様に、和卵を選んでいただき、食べていただいているからこそ。心から感謝申し上げます。


鳴かない雄鶏

生後5か月を過ぎて産卵を始めた群れでは、異変が起きています。どうしたことか、コケコッコーの声が聞こえません。色も大きさもいつもの雄鶏なのに、不思議です。雛を生産している後藤孵卵場に問い合わせ中ですが、もし人為的な操作ならすごいことです。確かにやかましくなくていいけど、不自然ですね。強さを示し縄張りを守るオスに雄叫びは欠かせません。





枝豆は好評

今年6月、作付けしなかった田んぼ2枚に大豆をばらまいて、トラクターで浅くすきこんでみました。そのままほっといて4か月すると、なんと、立派な枝豆ができました。その味は絶品。でも、どうやっても食べきれる量ではないので、株ごとコッコにあげると大好評でした。10日くらいは枝豆をたっぷり食べ、和卵の味にも影響したかもしれません。気づかれた方はいますか??




愛犬の老後生活

柴犬のロンとレオは16歳。高齢なので養鶏場から家の庭に引っ越しています。長い間、養鶏場を守ってくれてご苦労様でした。レオは健康ですが、ロンは目と耳が不自由になり、和枝が優しく面倒を見ています。移住からずっと一緒に暮らしてきた大切な家族。できるだけ長く幸せな日々を送ってほしいものです。



田んぼの休暇

すべての作業を終えた田んぼ。夏にはあれだけ命があふれていたのに、今は静かでちょっと寂しい感じです。これから、頑張ってくれたお礼に鶏糞を撒き、荒く耕運して株と土を砕きます。あとは春まで、田んぼは長いお休み。ところで、今年は梅雨の日照不足と夏の猛暑で、お米はずいぶん不作でした。予約いただいた皆様にはご迷惑をおかけしました。来年は豊作になるよう頑張ります!



心と体

 先日受けた弓道の昇段審査。張り詰めた空気の中、弓を引き分け、的を狙い、矢を放つ直前の出来事です。体が震えだし、いくら頑張っても震えは大きくなるばかり。肝心な時に、体が思うように動いてくれません。極度の緊張で、心と体が離れた瞬間でした。感動でとまらない涙、怒りで波打つ鼓動、恥ずかしさで赤くなる顔など、誰でも経験あると思います。自律神経バランスの乱れが原因のようで、制御するのは至難の業。心と体を合体させるためには、深呼吸、自己暗示、場数を積むこと、そして日々の修練でしょうか。奥深い道の入り口です。

 

 

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