しょうご農園

和卵便り 17号

20085月1

五月になるとだんだん暑くなって、日中の作業では少し汗が出ます。日も長くなって仕事がとてもはかどります。私たちと同じで鶏も調子がいいようで、とても生き生きしています。山の緑は濃く、木々の多様さから緑色の種類の多さに驚きます。道端の野草のなかでアザミの花が開き始めました。ミミズ、羽虫、クモ、天道虫、蝶々、蛙、バッタ、そして蛇。無数の生き物が一気に動き始めました。エネルギーを感じるいい季節です。

春雛、元気ですよ!

422日、はるばる福岡からトラックに乗って、雛111羽が到着しました。今回は純国産鶏「もみじ」の雛を入れました。これまでは「ボリス・ブラウン」というアメリカ原産の鶏でしたが、国産の餌材料にこだわっているのだから、出来れば鶏も国産にしようと思ったのです。

生後10日目、かわいい羽根が出てきて、30センチくらいの囲いに飛び上がっています。食欲旺盛ですこぶる元気です。どんなコッコに育つか楽しみです。


訃報、さくらの赤ちゃんは死産

414日、陣痛で苦しんでいたさくらが、3匹の小さな子ヤギを産みました。しかし、いずれもすでに死んでいました。通常、初めての出産は1匹か2匹なので、3匹はかなり無理があったようです。とてもとても残念です。小ヤギは来年に期待します。

子ヤギはいなくても、さくらの乳房はパンパンです。和枝が朝と夕方、ミルクを搾っています。1日約1.7リットル。栄養満点でおいしいミルクは、私たち、ピヨピヨ、コッコ、そして、時々ロンとレオもいただいています。さくら、ありがとうね。



ケーブルテレビに出演!!

49日、都城地域のケーブルテレビBTVの「HUMAN VOICE」の取材を受けました。リポーターは大阪の歌手、平岡千佳さん。初めてのテレビで緊張しましたが、背伸びせずにありのままを紹介しました。51日から1週間、毎日2回の放送です。地元の方に私たちの農園を知っていただく、またとないチャンスです。皆さんぜひ見てくださいね。


家作り、その3 〜板の加工〜

家の建設は内装工事が進み、床と天井がだいぶ出来てきました。大工さんの丁寧な仕事はとても勉強になります。一方、私たちは、杉板の加工を進めています。家の半分の内壁に使う板です。自分たちで、伐採、製材、加工、取り付けの一連の作業をします。簡易製材機では寸法が曖昧なので、自動カンナなどを使って厚さと幅を正確にそろえています。そして板同士のつなぎのための溝つくり。これがかなり面倒です。既製品を購入すればもっと早くて安上がりかもしれません。でも、夢の我が家。部分的ですが、手間をかけて大切につくりたいのです。



和卵のお客様である埼玉県の昌子さんが素敵な絵手紙を送ってくれました。ありがとうございました。先月満開だった緑餌畑の菜の花は、今実をたわわにしています。もしも菜種油を絞ったら、かなりの量がとれそうです。いつかは自家製の油でおいしい山菜のてんぷらを食べてみたいですね。楽しみは一杯です。

 
 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved