しょうご農園

和卵便り 19号

20087月1

こちら宮崎では例年になく雨の多い梅雨になりました。6月で晴れたのは7日ほど。植えたばかりの稲の成長もいまひとつ。そんな中で野草たちは元気です。そのたくましさに圧倒されます。

最近のニュースでの興味深い話題。世界的な穀類不足で大規模養鶏場では輸入トウモロコシが不足。代わりに飼料用米を餌に使ったところ、卵の黄身が白っぽくなってしまい、消費者の反応を心配していました。輸入トウモロコシは遺伝子組み換えの心配があるので、私たちは餌にトウモロコシを入れていません。穀物は地元のくず米を使っています。そして、毎日たっぷりの野草や野菜を食べさせています。和卵のきれいなレモンイエローはこの緑餌からつくられています。小規模零細ならではの自然養鶏。手間隙かけて本物を作り続けたいです。

コッコもヤギミルクが大好物!

農園の看板娘、ヤギのさくらの乳絞りは和枝の担当です。ミルクの量は、朝と夕方で2.5リットル。このミルクをコッコたちに一日おきにあげていますが、とにかくすごい勢いで飲みます。ヤギミルクを飲める幸せな鶏です。

でも、これだけたくさんミルクを飲むと、和卵の味に影響があると思いますが、私たちにはわかりません。皆様の中で、味の変化に気がついた方がいましたら、どうぞお知らせください。


桃が豊作です!

 2年前の冬、コッコの運動場に果樹の苗木を定植しました。夏季の日陰用と私たちの楽しみのためです。柿、栗、レモン、桃、クワ、イチジクなど。その中で桃の成長が一番早くて、小粒の果実をたくさんつけました。ここの土地に合っていたのでしょうね。長雨のせいで甘みは少ないけど、とてもみずみずしいです。今回は虫除け用の紙袋をかぶせたので、収穫も良好。雨風で落ちた桃はコッコたちのご馳走で、くちばしで種を割って胚まで食べてしまいます。よっぽど好きなんですね。


ピヨを見守るレオ!

兄弟でも性格が違う愛犬のロンとレオ。2歳をすぎて少し大人になったようです。控えめで優しいレオは、今、コンスタンサ鶏舎の運動場で、育雛舎から引っ越してきたピヨたちと同居しています。大きくなったピヨが周りで遊んでいても、いたって冷静。私たちが望んでいた、愛犬と鶏の共存?が実現しました。まだ始まったばかりですが、これから仲良く生活を共にしてもらいたいですね。


家作り、その5
〜薪ストーブの炉台と防火壁が完成〜

大工さんの仕事が終わり、風呂と玄関のタイルも張られ、家の姿がほぼ見えてきました。これからいよいよ私の出番です。

まず薪ストーブを置く炉台と防火壁を作りました。炉台は床と同じ高さでアメリカ製のタイルをはりました。防火壁にはマレイシア産の薄いレンガを85枚、かなりの重さです。作業を簡単に考えていたのですが、これが大変。運よく、作業中のタイル職人の黒田さんが教えてくれました。職人の技はすごい。ほんとに、助かりました。ありがとうございました。


飾ってある指輪

作業机のパソコンの横にある照明スタンド。その首に紐でぶら下がっている二つの指輪。
私たちの結婚指輪です。
もう2年以上、そこに飾ってあります。
ここに入植してからの労働で指が太くなり、指輪が入らなくなってしまいました。
また、力仕事の時は指輪が怪我の原因になります。
居場所は変わってしまったけど、毎晩スポットライトを浴びて、指輪は満足しているのかな。
 
 

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