しょうご農園
和卵便り2号
200721
 寒い日が続きますが、皆様風邪など引いていないでしょうか? 
 私たちは体が資本ですので、よく食べてよく寝ることを心がけています。夜は省エネもかね、9時には布団に入る毎日です。ちょっと寝すぎかもしれませんね。
 農園のコッコたちは寒い中でも元気一杯です。あったかい羽がモコモコで、体も一回り大きくなったようです。1月の産卵率は平均90.9%、最高98%でした。毎朝採卵箱の前に渋滞ができています。

鶏の冬の餌
 餌の配合は1年通して変わりませんが、冬は毎朝、さつま芋とかぼちゃをあげています。からいも切りという農具で小さく切ってそのままで。コッコはくちばしで突っついて皮まで美味しそうに食べます。
 2月からは餌にウコンを入れています。お隣のノブさんが栽培したのをいただいて焼酎漬けにしたものです。これで鶏はますます健康になるでしょう。
 冬の大事な緑餌を確保するため、飼料用カブと菜の花を栽培しています。コッコはやっぱり葉っぱを好むようで、大きくなった白いカブは残してしまいます。早く菜の花が大きくなればいいのですが。あと、ご近所さんから家庭菜園の収穫残渣をもらい助かっています。鶏は何でも喜んで食べます。

ピヨの成長
 ピヨたちはもう3ヶ月で体重は約1.4キロ。とさかの形もはっきりして羽根も生え変わり、声変わりして「ビョビョ」とへんな鳴き声で、思春期に突入です。かなり個性が出てきて毎日の観察が楽しみです。この時期までのスキンシップが大事で、胸あたりをたくさん撫でてやります。餌は朝と夕方の2回に分けています。大人になったら夕方1回だけ。ちなみにピヨは毎日120gの餌を食べ、コッコたちは200g。これに加えて100gの緑餌。結構な大食漢です。

さくら、母になるか?
 ヤギのさくらが113日に種付けしました。隣町山之口の生まれ故郷にある中村さんのヤギ牧場で、ハンサムなヤギ君と、アッというまの初体験でした。うまくいけば、出産予定は6月。おてんばのさくらがお母さんになるとは不思議です。かわいい子ヤギと美味しいミルクが待ち遠しいですね。

物置完成
 11月から杉を伐採・製材し、1月に組み立ててやっと完成しました。買ったのは金物と屋根の畜波だけ。時間はかかりましたが、とても安くできました。
 知らないうちに物が増えてきましたから、これでやっと農園が整理整頓できます。めでたし、めでたし。鶏舎3軒、餌小屋、そして、物置。だいぶ養鶏場らしくなったようです。

鳥インフルエンザについて  
 この騒ぎで皆様にご心配をおかけしております。自然養鶏農家にとっても深刻な事態で、目に見えない不気味な相手と戦っているようです。私たちは行政指導を受け防鳥ネット設置や入口での消毒をしています。万全な対策をしているはずの大規模養鶏場で発生していることから、根本的な対策には、やはり新鮮な空気と暖かな日光、たっぷりの運動、そして安全で良質な餌により、ウイルスに負けない、免疫力の高い健康な鶏を育てることが、もっとも大切と考えます。一日も早い沈静化を願うばかりです。皆様のご理解をお願いします。

 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved