しょうご農園

和卵便り 23号

200811月2

日ごとに朝夕の冷え込みを感じています。生まれ故郷の北海道では、スキー場の準備が進んでいるとか。ここの集落では稲のかけ干しが終わりました。すこし寂しげな田んぼでは、昼は野鳩やサル、夜には鹿が落ちた籾を食べています。宮崎南部の山間でも冬支度が始まりました。みなさんのお国ではどんな景色が見られますか?

秋の雛、元気に到着!

1024日に、雛たち(メス105羽、オス6羽)が福岡からやってきました。今回も国産種の「もみじ」です。生後1週間。生まれつき弱い雛1羽が死んでしまいましたが、あとは全員とても元気です。私たちが育雛舎に行くと大騒ぎ。餌をやりながらピヨたちを撫でまわします。小さな頃から触ることで人間に安心感を待ち、大人になってもずっと良い関係になれます。人間も同じ、スキンシップが大切ですね。


雄鶏の戦い!

 5月生まれの100羽の雛たちは立派な大人になって、おいしい和卵を生んでいます。この頃になると、5羽の雄鶏たちは順位を決めるために喧嘩を始めます。かわいかったヒヨコが「オス」に変わる瞬間です。時には頭から流血して顔が赤くなり、弱い雄鶏はおびえて逃げ回っています。順番が定着するまでは不安定な状態です。かわいそうだけどこれが自然。生き物の集団には強いものと弱いものがいます。厳しい現実です。厳粛に受け止めないといけません。


両親

10月中旬、千葉県から正吾の両親が遊びに来ました。父は74歳、母は73歳。私たちが生き物を飼っていて遠出できないので、年に1度は宮崎に遊びに来てくれます。1年ぶりに会うとさすがに1年分の年は取っていますが、とても元気そうで安心しました。息子がようやく家をもったので両親も安心したようです。はるばる九州まで来てくれたので、高千穂と由布院に車で案内しました。最高の秋晴れに恵まれ、とても喜んでいました。この歳で、少しは親孝行できたと思います。


家作り、その9 〜物置の建設〜

今の作業は、家の北側に付属する物置の建設です。この建設は「前畑建築」の前畑誠吾さんにお願いしました。農的生活を目指している誠吾さんが、農園を訪ねてくれたのがきっかけで知り合いました。私よりも若いですが建築に関する知識と経験は豊かで、何でも出来る腕利きの大工です。基礎つくり、木材の墨付けから組み立てへ、私はすべての作業に参加して建築の基礎を学習しました。ベテラン大工の熊谷さんの技には感服です。これからは自分一人で外壁を取り付けます。なんでも実際に体験することが大事ですね。


宮崎日日新聞に掲載 

103日の宮日新聞、県内のおいしい食材を紹介している「笑顔で食べよう!朝ごはん」という毎週のコーナーに、和卵が紹介されました。生活部担当の川越さんが農園を取材しました。なんと、川越さんは青年海外協力隊の受験経験があるとわかり話が弾みました。新聞掲載後、おかげさまで複数の方から問い合わせがありました。食の安全が問われている昨今、消費者の皆さんはアンテナの感度を上げているようです。私たち零細生産者は地道にコツコツ、いつもどおりにがんばります。

 
 

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