しょうご農園

和卵便り 26号

20092月1

大寒が通り過ぎ、季節は三寒四温になりました。最近雨が降るようになり、ほんの少し緑が多くなった気がします。和卵はこの時期、一番の旬です。氷の張る朝でもコッコたちは絶好調。食欲旺盛。新鮮な菜の花をたっぷり食べてとても健康です。でも、これから春にかけての産卵が多すぎると、夏バテが心配になります。「今はあんまりがんばらないで頂戴」、とコッコに語りかける毎日です。

イタチ被害!

122日の朝、サンサル鶏舎に入るとピヨ達の大半が止まり木にいて、皆おびえています。ふと見ると、入口近くの壁際に1羽のピヨが死んでいました。頭から肩まで食いちぎられています。あたりを調べていると腹を膨らませたイタチが出てきて、入口から逃げていきました。大急ぎで、ピヨたちを小屋に入れたまま、愛犬のロンとレオを運動場に放しました。そして3日後から、ピヨを襲わないレオだけを鶏舎に残しています。おかげでそれから被害はありません。サンサル鶏舎だけ番犬をつけなかったのが原因でしょう。生後3ヶ月、鶏冠が出来始めたピヨ。かわいそうなことをしました。油断大敵、気を引き締めています。


楽しいシイタケ栽培と薪つくり!!

 ご近所さんが田んぼ脇の山から木を伐採しています。鹿よけの柵を設置するためです。作業を加勢するご褒美に、シイタケ原木と薪用の広葉樹を分けてもらいました。

 シイタケ原木はコナラとクヌギ。1メートルに玉切りしてドリルで穴を開け、シイタケ菌の種こまを打ち込みます。和枝との流れ作業。楽しい重労働です。それにしてもシイタケの原木栽培はすごい技術ですね。日本の先人の知恵と努力に感服です。

 そして、ストーブ用の薪。いろんな広葉樹をチェーンソーで適当な長さに切って、太いものは斧で割っていきます。サクラ、シイ、カシ、ミズノキ、栗などなど。割るとそれぞれの木の色と香りが良くわかります。たくさんの薪を積み上げて雨除けし、1年以上乾燥させます。冬が終わる前に次の冬支度を始める。時の流れが遅くなったようで、気持ちがゆったりします。

ありがたいことに、これで3年分のシイタケと2年分の冬の暖を確保できました。ささやかな生活ならではの安心感です。




家作り、その12 〜ウッドデッキ1〜

予定変更。車庫つくりの前に、ウッドデッキをつくることにしました。あまりの寒さで手がかじかんで、墨付けなどの細かい作業が出来ないと思ったからです。まずは木材のサイズを自動カンナでそろえました。ウッドデッキは長さ14メートル、幅2.5メートル。必要な木材はかなりの量です。そして、出てくる大量のカンナクズは鶏舎の床に入れます。自分の山の杉は、風呂の薪、木材、そして鶏舎の床材になり、無駄なく全部活用します。私たちにあたえられた限りある資源ですから。


世間ではインフルエンザが流行しています。皆さん大丈夫ですか? 手洗いやうがいなどの対策がありますが、一番の方法は人ごみに行かないこと。私は山で生活して、和枝以外の人と会わない日が多いので、最良の環境に居るのかもしれません。でも、皆さんはそうはいかないですね。なによりも安全で栄養のある食事、そしてたっぷりの睡眠が大事です。皆さん、くれぐれもご自愛ください。

 
 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved