しょうご農園

和卵便り 29号

20095月1

アザミの花にアゲハ蝶が戯れる春。この季節、みんな気分はうきうきですが、薪ストーブの出番が終わってしまい、少し寂しい毎日です。鉢植えが置かれているストーブ。冬までしばらくの休養です。

この時期は暑くもなく寒くもなく労働には最適ですが、悩みの種は虫刺され。アリに似た虫が服の中に入り柔らかい肌を刺します。その痒さは強烈で、数日は夜中に目が覚めるほど。これも春の贈り物かと耐えています。

コッコたちの緑餌は農園の野草になりました。スギナ、ヨモギ、ヒメジョオン、カラスノエンドウ、ドクダミなどなど、毎日たっぷり食べています。春風味の和卵のお味はいかがでしょうか?

春雛、元気です!

421日に春雛が到着しました。「もみじ」のメスが106羽、オス6羽です。通常、生まれつき弱い雛は1週間以内に死んでしまいます。今回は10日経っても全員元気で、これは初めてのことです。今の食事は、玄米と発酵飼料を混ぜたもの、ゆで卵、そしてニラ、ドクダミ、スギナなどを小さく刻んで与えます。この時期大切なのはスキンシップ。ふわふわの羽根がついた小さな身体を、愛情たっぷりに撫で回します。とてもかわいいですよ。


サクラ出産間近!

ヤギのサクラが大きなおなかを揺らしながら土手で草を食べています。出産間近で食欲旺盛。予定日まで1週間。去年の初めての妊娠は残念ながら死産でした。でも今は体ががっちり成長しているので健康な赤ちゃんを産んでくれると思います。最近はいらいらして、私たちに身体をかいてくれと、からんできます。寂しがり屋のかわいい妊婦です。


遠い親友!

コスタリカの親友「カルロス」から電子メールが届きました。彼と知り合ったのは青年海外協力隊の頃。もう20年以上の付き合いですね。現在有機農業を営む彼は、でっかいハートで行動力のあるいい男です。遠く離れていますが大切な友です。

メールに添付してある子供たちとの写真を見て驚きました。あの頃生まれた長男「カリート」が立派な青年になり、妹2人も美人のセニョリータです。彼らといつどこで再会できるか、これからの人生の大きな楽しみです。


家作り、その15 〜南側の庭〜

ついにウッドデッキが完成しました。約10坪。その広さに我ながら感心します。洗濯物や布団を干し、テーブルを置いてもゆったりです。

そして、その前の菜園にいろいろな植物を植えました。野菜はレタス、豆、トウモロコシ、トマト、キュウリ、ピーマン・・・・。そして果樹は6種類のベリーと木苺、ぶどう、金柑、イチジク・・・・、そして、サクラ、柿、梅、栗、プラム、アーモンド、バラ、アジサイ・・・・。痩せた土ですが今のところ成育は好調。居間から見る景色がだんだん充実して、朝、窓を開けるのが楽しみになりました。


豚インフルエンザ

GWに旅行される方、海外へ行かれる方、突然現れた「豚インフルエンザ」騒ぎにご心配と察します。報道される患者数は毎日急増して、日本上陸も時間の問題のようです。でも専門家によると、このようなインフルエンザ流行は過去にも度々あったとのこと。情報が早くなり状況把握が正確になればなるほど、私たちの不安が高まってしまうとは、なにか皮肉ですね。とにもかくにも、備えあれば憂いなし。健康管理で体力をつけて、新米ウイルスをやっつけましょう。

 
 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved