初卵
3月4日、生後130日目、この間までかわいいひよこだった鶏が小さな初卵を産みました。それから日ごとに卵が増えてサイズも大きくなり、3月30日に産卵率が70%を越えました。まだ採卵箱で産むことに慣れない鶏がいて鶏舎のすみに産んでしまいます。卵を産む体制に入った鶏を見つけたらやさしく抱えて採卵箱に入れてやるのですが、どうもまだ場所が気に入らないようです。
この時期の鶏は人間に例えると18歳くらいでしょうか。毛並みは輝いて、顔の赤も鮮やか。大変な美人です。隣の鶏舎のコッコたちは335日目。まだまだ若くてきれいですが、比べるとやはり美しさに差があります。
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さくら懐妊か!?
ヤギのさくらのおなかが少し膨らんできました。めでたく妊娠のようです。順調にいけば6月に待望の赤ちゃんが生まれます。もうすぐ母親になるというのに、相変わらずのおてんばでいたずら好きです。体が大きくなったので、私たちにじゃれて前足を乗せてくると結構な重さです。食欲も旺盛。今は草のほかに、くず麦、くず大豆、圧ペントウモロコシを与えています。
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物置小屋が完成
餌の保管小屋の横に、物置小屋を増築しました。大工道具などを保管するためです。くず米などは1年に一時期しか入手できないため、7トンくらい保存するので、かなりのスペースが必要です。それでこれまで同じ場所に置いていた道具類をしまう物置小屋をつくることにしたのです。この小屋には初めてスレート屋根をつけました。1枚30キロと重たいのでユンボで屋根に載せました。ユンボは頼りになる相棒です。
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1号鶏舎「ブリッサ」
今回からは鶏舎につけた名前を順番に説明していきます。
まず1号鶏舎。「ブリッサ」は「Brisa」。スペイン語でそよ風の意味です。私(正吾)が26歳から3年間暮らした、中米コスタリカにある小さな村の名前です。標高2000メートルの山間地にあり、雲が下に広がる素晴らしい景色は、まさしく中米のスイスです。私は青年海外協力隊として有機農業を普及していました。初めての海外での生活、なれない言葉と刺激的な異文化、今も交流のある大切な親友たち。私の人生の方向を決定した、思い出の村です。
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