鶏肉の美味さの秘密は??
先日宮崎の有名地鶏と我が家のコッコの肉を食べ比べてみました。審査員はお世話になっているFさん夫婦。料理法は同じ条件で、ムネ、ササミ、モモ肉を塩で焼くだけ。その結果は? なんと、コッコの大勝利でした! ご夫婦の感想は、「肉の甘みと味、何でこんなに違うの?」
この味の違いの原因は? 品種では、コッコが一般的な卵肉の兼用種、一方、有名地鶏は県が開発した優良な肉専用種で、勝ち目はありません。やはり、自然養鶏の飼育方法と餌の違いが影響しているようです。しかし、最大の原因は飼育期間だと思います。有名地鶏は5ヶ月間、コッコは18ヶ月。年月で味の深みが生まれるのは、周知の事実です。
では、なぜブロイラー養鶏企業はもっと長期間飼育しないのでしょうか? その答えは簡単。餌代などのコストが高くなりすぎ、利益がでないからです。ちなみに、コッコ1羽が18ヶ月間食べる餌の材料代は約4千5百円。私たちの場合、卵の収益があるので肉の値段を1羽2000円にしています。生活に必要なぎりぎりの利益のためです。さらに、ゆったりした空間で飼育するのは、何万羽という大規模養鶏では面積的に不可能で、一般的な鶏肉は1ヶ月から2ヶ月間飼育した鶏です。
このようにして、私たちのような小規模零細の自然養鶏でしか生産できない、美味しい鶏肉が生まれるのでした。今回はあまりのうれしさで、自慢話になり失礼しました。とにかく、我らのコッコの勝利に、乾杯!!
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