しょうご農園

和卵便り 45号

20109月1

827日、口蹄疫の終息宣言が出されました。発生から4ヶ月間、県内外のたくさんの皆さんにご心配していただき、心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。

鳥インフルエンザ発生と同様、今回も感染経路不明のまま原因究明の調査は打ち切られました。そして、これからの経済復興が課題になっています。でも、私は思うのですが、これから考えるべき問題は、膨大に増加した人類を支えるため、無理な形で行われている食糧生産の実態ではないかと・・・ 不自然な環境の中で進化するウイルスによる病気は、私たちへの大切なメッセージかもしれません。皆さんは、どう思われますか?

コッコの避暑地!

この猛暑でコッコも夏バテです。汗をかけず、羽毛のコートを着ているのですから大変です。そんなコッコたちには、運動場に植えたクワの木が憩いの場です。木陰でくつろぎ、地面に穴を掘ってひんやりとした土に寝そべって、夏の午後をすごしています。厳しい残暑もあとわずか。もう少しの辛抱、一緒にがんばろう!!



うれしいお客様!!

コスタリカで活動した青年海外協力隊OGの皆さんが遊びに来てくれました。コスタリカは、私が22年前に協力隊として青春を謳歌した国。彼女たちは私の当時の友人たちと現地で知り合いました。友人たちは今や中米を代表する有機栽培生産者。そんな彼らが彼女たちに私との思い出話を語ってくれたようです。それが縁で、遠方から私を訪ねてくれたのです。長い時と国境を超えて、新たな人のつながりが生まれました。この感動をどう表現したらいいのでしょう!生きていると、いいことがありますね!



害獣駆除の現実!

今年の猪被害はさらに深刻です。土手を掘られて農園への道が崩れかけ、ユンボで土を盛って補修工事。そして猪の通り道に侵入防止の網をはりました。猪に効果は無かったのですが、なんと鹿が網に引掛かかりました。市役所に電話したらすぐに地元の猟友会が到着。手際よく心臓を一突きした後、慣れた手さばきで解体し、旬の鹿肉を喜んで持って帰りました。害獣駆除に協力する猟師にとっては幸運な日でした。猟友会も高齢化が進み、増加する害獣駆除の要望に対応しきれていません。山間地農業を守るため、行政が本腰を入れて対策することが必要です。


お米作り 〜その6〜

 食用米ヒノヒカリは、ついに出穂して実をつけました。田植え後2ヶ月、この時期に劇的に変わる稲の姿は見事です。先月までは雑草と害虫が多発し、お米が収穫できるか心配でした。でも、太い茎と張りのある葉を持つ稲が実をつけて、収穫の可能性をやっと感じています。気がかりは、葉っぱの色が濃すぎることです。周りの田んぼと比べると緑の濃さは一目瞭然。肥料分が多すぎたようです。これからの季節はカメムシ被害と台風などの不安が山積み。あとは稲の力を信じるのみです!!


鶏肉販売のお礼

 夏の鶏肉販売が無事に終了しました。誠にありがとうございました。次回は11月から12月を予定しています。冬のおいしい鶏肉を、どうぞお楽しみに!!

 

 

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