しょうご農園

和卵便り 47号

201011月1

近くの休耕田に発芽したイタリアングラスを食べに、6頭の若い鹿が毎晩やってきます。早い夕暮れと鹿の声。これも秋の風物詩でしょう。そして、我が家では薪ストーブの煙突掃除もおわり、美味いものを食べて体力を貯え、冬支度は万全です。皆さん、実りの秋を満喫しつつ、風邪を引かない丈夫な身体をつくりましょう!!

いじめられるオスのピヨ!

生後3ヶ月になるピヨたちは育雛舎からブリッサ鶏舎に引っ越しました。皆元気ですが、心配なのは3羽のオスです。今回のオス雛はいつもと違う顔つきで弱弱しく、メスにいじめられて止まり木にあがり、餌も満足に食べられません。そして、和枝が鶏舎に入るとすぐに肩に乗ってきます。普通ならこの時期にはメスより一回り大きくなり、威張って餌を食べるのですが・・・ この先、たくましい雄鶏に育ってコッコを守ってくれるのでしょうか?



コッコに菜の花!

今年の菜の花は見事に成長しています。日当たりのよい畑、鹿よけの電気柵、そしてコッコの鶏糞と、恵まれた環境のおかげでしょう。若い菜の花を間引いて、おひたしで食べたらとてもうまい!コッコたちはこんな美味しい菜の花を毎日たらふく食べて、元気に暮らしています。




お米作り 〜その8〜

新米に感激!

 1019日、掛け干ししていた食用米ヒノヒカリを脱穀しました。モミの収量は1反で400キロ。宮崎県の今年の平均500キロと比べると少ないですが、初めてにしては上出来です。そして、肝心の味は、手前味噌ではありますが、最高にうまい!七分つきのお米はおかず無しで食べられるほど甘く、「和卵」の卵かけご飯には感無量です。今年はご近所への配慮から、合同の農薬散布を2回しました。この点は心残りですが、貴重な経験ができました。来年は無農薬で、もっとおいしいお米を作ります!!

猪との対決

飼料米モミロマンの田んぼは稲刈りまでもう少しですが、猪の被害で困っています。苦労して設置した金網と地面の隙間から潜入し、田んぼの真ん中の稲を倒して実を食べています。隙間を補修し、さらに金網の内側に電気柵を設置しました。なんと、その作業中に田んぼの中から猪が出現!お互いにびっくりです。それ以来、猪は入ってないようですが、稲刈りまでは油断大敵です。




久しぶりの上京

 10月中旬、4年ぶりに一人で上京し、懐かしい恩人と友人、家族に会い、一足先にこの世を去った大切な人に手を合わせてきました。時の流れと運命を感じ、心が満たされました。そして東京は、相変わらず、成長し続ける怪物のようでした。疲れた身体で宮崎の山村に帰宅して、ここに自分の居場所があることを、幸せに思いました。

 

 

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