しょうご農園

和卵便り 51号

20113月1

宮崎では雨が降り出し、季節が動き始めました。野草や菜の花が咲き、満開の梅はほのかな香りを届けてくれます。一方、新燃岳はいまだ心配な状態が続いています。この集落には幸い被害はありませんが、わずかな火山灰でキャベツやブロッコリーが葉をいためています。現地の近隣住民の心労は限界に来ており、早期の沈静化を祈るばかりです。そして、全国から温かい支援を頂いていることに、心から感謝を申し上げます。


ピヨは元気!

28日に雛が福岡県から到着しました。今回も純国産種の「もみじ」で、メスが107羽、オスが6羽。生後20日を過ぎましたが、なんと全員生き延びています。最近は玄米から大人用の餌になり、柔らかい菜の花やヒヨコ草をそのままあげていて、小さな嘴でたくましくついばんでいます。日中は育雛箱を飛び出し、小さな翼で元気に走り回るピヨたちはとてもとても健康ですよ!



鶏舎のリフォーム!

サンサル鶏舎の北側に屋根を増築しました。朝方は森の日陰になっているので、雨が降ると運動場がいつもぬかるんでいました。そうすると、餌やり作業の出入りで足が滑り、コッコの足も汚れて卵を汚すことがありました。そこで雨よけの屋根の追加が必要になったのです。寒さの中、去年製材した杉とヒノキを使い2坪ほどの屋根が完成。これで毎日の作業もスムーズになり、夜の見張り役、柴犬のレオも満足です!


田んぼの畦つくり!

小麦が植えてある田んぼの畦を改善しています。造成のときにユンボで正確に畦の幅と高さを揃えておけばよかったのですが、時間に追われて出来ませんでした。案の定、去年、初の稲作で畦の低いところから水が流れ出ることがありました。30センチの 深水で稲を育てるには問題です。そこでスコップでの手作業を開始。3枚からなる15畝(1500平米)の田んぼの畦は長く、かなりの重労働です。天気のよい日に少しずつ、気長にがんばっています!


防鳥ネットの補修!

コッコの運動場の防鳥ネットを補修しています。宮崎のみならず全国に広がってしまった鳥インフルエンザの対策で、行政は防鳥ネットの点検を指導しています。野鳥の侵入を防ぐためのようです。細いテグスで出来ているネットは弱く数年で穴が開いてきます。古いネットを撤去するのは大変なので、その上に新しいネットを設置しました。半日かけてやっと終了。手間とお金がかかる仕事です。でもこの現状では、しかたがないですね・・・ ごくあたりまえの養鶏を続けるため、コッコを守ります!


体質改善に挑戦中!

 移住して5年目ですが、私(正吾)は毎年冬に風邪を引きます。今年も扁桃腺が腫れて数日寝込み、妻に負担をかけました。冷え性と胃腸の弱さも心配です。つもりに積もった身体への無理が原因でしょう。48歳になり、将来を真剣に考え、「どげんかせんといかん」と思いました。この仕事は体力勝負ですから。そこで、お世話になっている整体の先生に勧めていただいた「小食・断食」を始めています。挑戦しているのは故甲田光雄先生が確立された方法。始めて1ヶ月、体重は5キロ減り、いろんな変化が身体に起きています。体質改善には長期間の継続が必要です。負担を強いてきた我が身に謝りながら、辛抱強く続けていきます。

 

 

@2007 Shogo Sasaki All right reserved